2008年6月23日 (月)
2008年6月22日 (日)
2008年6月20日 (金)
街並の中に溶け込んで - Amsterdam 13
通りには戦時中のヒトラーの写真があった。撮影時と同じアングルに位置しているパネルは、背景を見ればここにヒトラーが来ていた事がわかるようになっていた。アンネがいた時代のこの地を想像していた。その頃もこの太陽の光に照らされていたのか、もしくはもっと美しい光だったのか、希望を見せていたのか?
オランダに来て必ず食べたいと思っていたものがあった。ニシンの塩漬けのハリングと呼ばれるもの。なかなか見つけられなかったのが、露店でパンに挟まれたものがあった。刻んだタマネギやピクルスが一緒になって、食べているとポロポロ落ちてしまうが、生のニシンとの絶妙な味わいがたまらなかった。これは醤油やレモンをつけて食べたら日本人は最高だろう。スシにしたら完璧かも。
アムステルダムは思ったよりも大きい都市で、僕の好きな水に囲まれた街であり、しかも雲の少ない晴れ上がった空の下で過ごすことができたのは、光の美しさに存分に触れられた。そんな意味のあるときを感じられたのかもしれない。あとはこの国ならではの自然を訪れる事ができれば、美しさの一端くらいは理解できるのかもしれない。
2008年6月19日 (木)
2008年6月18日 (水)
2008年6月17日 (火)
おとなりさん - Amsterdam 10
お母さんがベンチに座り息子がそのまわりを走り回る。そんな微笑ましい姿を見かけた。ありがちな親子の姿だが、だからこそそれが美しく見える。そんな光景をしばらく眺めていた。そしてお母さんに声をかける。
せっかくオランダ語で声をかけたというのに英語で返される。これも外人に対してはよくあることだが、お母さんの話していることによく耳を傾けていると、ドイツから来て住んでいるのでオランダ語はわからないという。おおこりゃまた自分と同じような境遇の人だ。そんな話をしていると、後方からお父さんがやってきた。お父さんもきっすいのドイツ人だという。ならばと、ちょっと前に覚えたばかりのドイツ語で話をした。
おおおー。消化不良だったドイツを、まさかこんなところで解消することになるとは。先にドイツに行って言葉を覚えておいてよかった。これもヨーロッパならではの事だと思うと面白い。
2008年6月16日 (月)
2008年6月15日 (日)
2008年6月13日 (金)
フラワー・マーケット - Amsterdam 7
昨晩の帰り道、うっそうとした通りに味のある平屋の倉庫のような建物があって気になっていた。朝になってそこの前を通ると、シャッターが開いていてのぞき込むと何かを作っている人が何人か見えた。そのうちの一人が「入っておいで」といわんばかりのジェスチャーをしていたので入ってみた。中はビリヤード台を作る工場だった。彼らは職人さんのようで、何とも奇遇なめぐりあわせ。交渉してみたが「上にいるボスがそういうのあまり好きな人じゃないからだめだよ」平屋なのに上ってどこだ? と思いつつも普通に作業風景も撮ることなく出てきた。
オランダと言えばチューリップ。花が咲くいい時期に来たのだから、花盛りのマーケットに足を運ぶことにした。それがまた朝一からわんさかと言うわけではなく、僕が行った頃にようやく店が開き始めた様子。期待していたのとは異なり、商売っ気たっぷりの市だった。やっぱり花は自然の産物だから、街の中心にあるところよりも地方に行ってきれいな空気の中のきれいな花と光と水に囲まれるのが流れなんだろう。そんなことをあたりまえのように認識させられてしまった。
2008年6月12日 (木)
Szmulewicz - Amsterdam 6
夜も更けて、と言ってもまだまだ明るい夜、あたりを見回しても食べられるのはイタリアン、インドネシアン、アメリカンばかり。土地のまともなものを食べられるところはなく、オープンバーがところどころにたくさんある。ぐるぐる回って見つけたのが、それでもやっぱり飲み屋のようなところ。
食事も結局はつまみのようなものだったが、やっぱりビールがうまかった。キノコとチーズにハチミツとナッツのかかったものが出てきた。イタリアでも食べたことあるような感じ。なんともいえない食感で満足感は得られないものの食べ尽くした。この国ではあまり食事に期待する必要もなかろう。とはいえ、これでオランダの食事を判断できるものではないし、お店の雰囲気自体は良かった。めぐりあわせなんでしょうね。
というわけで今回の採点は、30点!
●Osterzwammen met geitenkaas, honing en tijm uit de oven
(Oystermushrooms with goatcheese, honey and thyme from the oven) - 13.90ユーロ
●"Borrel tapa's" gemarineerde oliven, geroolte amandelen en geconfijte kastanjechampign
(Spanish Tapa's - marinated olives, smoked almonds and preserved mushrooms) - 4.90ユーロ
●Brand pils 25cl tap - 2.40ユーロ
Szmulewicz
Bakkersstraat 12
1017 CW Amsterdam
020.620.2822
2008年6月11日 (水)
歓楽街 - Amsterdam 5
イタリアよりも北にある地にもいれば、夜遅くなってもまだまだ明るいのは当然のこと。それも一つ光の美しさに通じるものがあるのだろうか?
しかし合法化されているとはいえ大麻を販売している「コーヒーショップ」と呼ばれるところにいる人々の柄の悪いこと悪いこと。またそんなところに日本食の店もあるから、よくわからない。
その先を進むと飾り窓と呼ばれる赤線地区がある。すごいにぎわっていたが、それもほとんど観光客。あるオッサンは「シーユーレーター」と日本人みたいなこと言って何軒もまわって交渉していた。女性の質はピンキリ。しかし不思議な雰囲気に包まれていた。
美を求めていた街の割に、庶民的? なんだかいろんな人種のバラエティに富んだ考えの街なのか? レズ&ゲイインフォメーションなんてものもあった。人々はオープンの店のテーブルでピールを飲み、街中がオープンなようだが、本当にオープンなのか? 時が経つのも忘れてしまう明るさに、歓楽街は盛り上がりに欠けない。
2008年6月10日 (火)
カタコト - Amsterdam 4
通りを歩いていると何か聞いたことあるような言葉が、、「ああ、これは」笑っていると「こいつイタリア語わかるんだよ」と数人のイタリア人のグループ。それでさらに僕が笑うと、どうやら彼らは冗談で言ったようで黙り込んでいた。
街を歩いていてタバッキのような雑貨のような何でも屋みたいなところに入った。タバコやお菓子、土産物などがあり、店内はガラガラ。ガラクタのようなバッヂがあり、物色していると後方から片言の日本語。決してうまくはないが聞いててわかる。振り向くと中東系の店主。トルコ人か?
日本語を少し知ってて話したいのか、いろいろ語りかけてくる。と同時にいいチャンス。営業中、客が来てるのにも構わず、オランダ語を教えてもらった。彼も外人なだけにちゃんと通じるオランダ語を教えてもらえるかは不安だったが、とりあえず間違っていてもきっかけ作りのためには欠かせない。とにかくこれで目的への第一歩なのだから。
2008年6月 9日 (月)
Anne Frank Huis - Amsterdam 3
光に導かれるように一目散に行ってたどり着いたのはアンネの家。アンネ・フランクが隠れ家として過ごしていたところだ。僕はこの話は子供の頃に見た映画で知ったわけだが、やはり恐怖感をあおるかのようで死との対峙を常にしている緊迫感が心に痛かった。チャップリンの「独裁者」もそうだが、理不尽な弾圧の中にいながらも、希望を捨てなかった生き方がすごい。
まさか生きているうちに実際に彼らの過ごした隠れ部屋に行くなんてこと、想像もしなかった。そんなもの残っているだなんてことも考えられなかったから。家の中は異様に涼しくて、時間が遅くても明るい外の景色も見ることのできない暗い部屋。映画でも見たあの世界の本物がここで繰り広げられた。息をひそめて、この国のあの美しい光すら手にすることができない。でもすぐそこにある光を決してあきらめなかった。ここに横たわっているのは命の重さよりも希望を持つ考え方のようだ。
2008年6月 8日 (日)
光の描くコントラスト - Amsterdam 2
それから芸術とともに、自分の中でのアートへの影響をこの地に見出そうとしていた。絵画の中で浮き彫りにされる影と、自然から生まれる光と水のバランス。そこに魅了される人々。それを語っていたのがドキュメンタリー映画「オランダの光」だった。
光の美しさを取り上げたものかと思えば、もちろん光だけが美の要因ではなくて、湖 - オランダという国ならではの水の存在が光を際立たせている。そんな不思議な内容で、イタリアのそれとは明らかに異なるという。しかし干拓事業の影響もあり、一昔前のホントに美しかった光はいまは見られないという。
光といえばヴィットリオ・ストラーロ。光で映画を描く彼の光とは似て非なるものであろう。僕はそう思い、自然が描き出す光の美を実感したかった。光が生み出す美を僕も描きたいと願い、美の要因が一体どんなものかを探り当てようとしていた。
2008年6月 6日 (金)
光の街 - Amsterdam 1
水に囲まれたこの街にやってきたのにも淡い想いがある。フェルメールを題材にした映画「真珠の耳飾りの少女」を見たことも少なからず影響している。この映画を見たとき、舞台はヴェネツィアだとばかり勘違いしていたが、アムステルダムと知ったとき、ここまで水に囲まれていて海抜のマイナス地域があるだなんてことまで頭になかった。映画自体に引かれることはなかったものの、街の美しさとフェルメールの描く絵の美に惹かれていた。それが僕をこの街に引き寄せた理由だ。
最初の乗り換えの駅に着くと早速束ねられた花に囲まれた店を見つける。街の中央駅は巨大で大都市の予感さえ漂う。多くの人ゴミの中から抜け出してのぞき込む運河の水には決して美しさは感じられない。とはいうものの、この土地の作りの奇怪さを思うと、それを越えた凄さを感じずにはいられない。
水に埋もれた街なのに逆にそれを利用したかのように作られた、半地下のある建築物。きっと人々は水と共生して生きていく術に長けているのだろう。
文明が進化し、一昔前の自然な美しさが残るような街並ではなくなっているだろうが、それでも名残に触れられるようで、それがこの街での楽しみでもある。光の注がれる街並に芸術を模倣しながら歩こう。
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