イタリアンスマイルズ

  •  こちらのブログはイタリア在住の映像作家池田剛の撮影する映像とエッセイを掲載しているものです。製作中の映画「GLI ARTIGIANI」の映像を始め、イタリア各地の心温まる映像ビデオポッドキャスティングという形でお届けしています。

    メール希望の方はこちらまで

    about.me

フォト

イケピー作品掲載

  • クレモナのお店のショーウィンドウを撮影
  • 石井高さんのポートレート撮影

他のアカウント

カテゴリー

ブログパーツ

  • ikepをフォローしましょう
無料ブログはココログ

2008年8月27日 (水)

深夜の移動 - Bratislava 7

 駆け足で巡ったのも制限時間まであとわずか。今夜の夜行で移動しなくてはならなかった。首都の駅なのに一地方の小さな駅のようで、窓口にも長い列がたくさんで職員の英語もたどたどしい。寝台車の予約もできず、車掌と交渉してくれという。
 電車が到着するとホームにいたバックパッカーのような人たちが一斉に乗り込む。しかしすでに普通席は満席。こんな夜中の列車から途中下車する人がいることも考えられず途方に暮れる。寝台車の方へ向かうがすべて埋まっている。しかたなしに何とか見つけたわずかな空席に腰を下ろす。
 とにかく柄の悪い車両。席の隣の男は酔っぱらっていて、間違えて自分の膝を枕に寝ようとする。はたいて我に返らせる。鋭い目の男もいて、下手に寝ることもできない。確認はしたものの行き先があっているのか不明。
 ある停車駅でほとんどのバックパッカーが下車する駅があり、かなりの席が空いた。これで少しゆったり安心して寝ながらの移動ができる。と思ったのも束の間。異様に長い停車時間にシビアになったのか、ホームに表示されている掲示板の行き先が別の街になっていて、目的地の列車は隣になっていた。突然のことに慌てたものの、ここの駅で乗り換えなくてはならないことが判明して、すぐさま乗り換えた。せっかくゆっくりできると思ったのに。と同時に感じたのは、行き先の不透明さ。こんなに適当な運行だと目的地に着くまでとてつもなく大変だ。イタリアでもあり得ないかも。
 なんやかやありながらも、乗り換えた先の列車はコンパートメントで相席ではあったものの、横になって休むことはできた。変な疲れがこの先を予見しているのだろうか?


2008年8月26日 (火)

スロバキア人 - Bratislava 6

 場所が場所だけに目的を達成できそうな人がいない。しかしとにかく足で稼ぐしか答えは出ない。ある広場に出ると、味のある人が何人か座っていた。おお、これぞ。と思うや否や、大音量な音楽が流れてくる。すぐ隣にはステージの設置された街の中心の大広場。。
 そして今度は少し外れた公園のようなところに来た。カップルや野郎の集い、女の子がピザを食べる風景などあったが、とても話しができなかった。
 それでもまだ歩き続けるとモニュメントのある広場の隅に、2人の若い男の子がいた。声をかけてみると英語を話すスロバキア人だった。言葉は現地語ではなかったものの、ウィーンで会ったあの彼らとの約束を果たせたような想いになった。恥ずかしながらも話をしてくれた二人には感謝。


2008年8月25日 (月)

ノルマクリア - Bratislava 5

 モニュメントの中には、相棒に帽子をかぶせようとしているオジさんの像があり、そのオジさんの持っている帽子の下に潜り込んで写真を撮ったりするのが、ここを訪れる人のやること。そこではしゃぎながら写真を撮りあっていた女の子二人がいた。気分も高揚しているところへ声をかけてみた。
 流暢なわかりやすい英語で話ができたのは運がよかったのかも。とりあえず素材が拾えるかどうかという状況の中、撮ることができたことだけでも収穫。とにかく勢いで話し、カメラを回して、それでも撮らせてくれたのは旅マジックなのではなかろうか。内容云々より、結果オーライということで、満足。


2008年8月24日 (日)

未知への挑戦? - Bratislava 4

 城から下り、ドナウ川沿いに街までやってきた。思いもよらず街は活気があった。そしてオープンバーがほとんどで、外人ばかりのようだった。
 とにかくここでの滞在時間は限られていて、出発前からどれだけのことができるかだなんて未知数だった。正に行ってみないとわからない、という状態。だがそこはそんな状況にも慣れっこなので何とかしよう。
 とりあえずはスロバキア語でのインタビューなどはできれば上々。できなくてもインタビューさえできればという感じ。多くは望めない。それでも街中を散策しつつも人との関わりを求めて歩き回っていた。
 ブラティスラバの中心地は、変わったモニュメントが多いことで有名らしく「パパラッチ」という店の前でパパラッチのように写真を撮っている像があった。
 この街の中心だけはにぎわっていて、人だけはたくさんいた。僕の求めるような人がいるかは別にして。。


2008年8月22日 (金)

ドナウ川 - Bratislava 3

 ドナウ川といえばヨーロッパを大きく横切る川。これも漠然とクラシックの影響で頭の中にはあったものの、まさかそこに自分がいる。そんなこと想像もしなかったことである。
 左を見れば街の中へと伸びる川。右を見れば山が連なる自然へと流れ込む川。対照的な姿が今と昔を分け隔てているようだった。静かな中で奏でられたのは、心に響いてくる自然の協奏曲。閑散とした場所で何かが聞こえてくるようだった。


2008年8月21日 (木)

ブラティスラバ城 - Bratislava 2

 歩みを進めて行くと社会主義時代の名残の薄暗い雰囲気の街並が軒を連ねる。僕はこの感じが好きで中欧には惹かれてしまう。異常なほどに勾配のある大きな屋根。無意味に窓のない壁。華やかさをまったく感じない閑散とした街。
 まず目指したのは街での主な見所の城。今回の旅から新しいカメラで撮りまくる。僕の撮影テクも退化しそうなほどに技術進歩したマシン。それでも美しいものが撮れればそれに越したことはない。
 とにかく到着したのが遅くて、すでに城は閉鎖され、芝居が上演されていた。当然そこには入れず。しかし外観だけでも堪能することはできた。



2008年8月20日 (水)

漠然とした約束 - Bratislava 1

 定刻通り空路で降り立った。ウィーンからも数十キロのスロバキアの首都ブラティスラバ。国を分けられた小さな国の首都であるからして、こじんまりとした雰囲気は否めない。日本の小さな都市よりも地味な感じも漂う。18:00も過ぎて、遅いといえば遅いが日没も遅いのでそれなりに楽しんでいこう。
 僕がここに降り立ったのにも少なからず理由がある。というのも何年か前にウィーンへ訪れたときに出会った盲目の歌い手たちがブラティスラバから来ていた。親しみやすい彼らから言われた「ブラティスラバへおいでよ」という言葉を漠然と覚えていた。約束-- というわけではないが、それを果たす、そんな気持ちもありながらの道中を歩こうとしいていた。
 空から眺めた景色は薄暗く雷も光っていたのに、街近くなると雨は上がっていた。



その他のカテゴリー

ANCONA/アンコーナ | ARONA/アローナ | BERGAMO/ベルガモ | BOLOGNA/ボローニャ | BRESCIA/ブレーシャ | CINQUE TERRE/チンクエ・テッレ | COMO/コモ | CREMA/クレーマ | CREMONA/クレモナ | CRESPI D'ADDA/クレスピ・ダッダ | FIRENZE/フィレンツェ | GARDA/ガルダ | GENOVA/ジェノバ | LECCO/レッコ | MANTOVA/マントバ | MILANO/ミラノ | MODENA/モデナ | MONZA/モンツァ | MORTARA/モルターラ | NOVARA/ノヴァラ | OROPA/オローパ | PARMA/パルマ | PAVIA/パヴィア | PIACENZA/ピアチェンツァ | PISA/ピサ | RAVENNA/ラヴェンナ | RIMINI/リミニ | SAN GIMIGNANO/サン・ジミニャーノ | SIENA/シエナ | STRESA/ストレーザ | TORINO/トリノ | TREVIGLIO/トレヴィリオ | TRIESTE/トリエステ | VARESE/ヴァレーゼ | VENEZIA/ヴェネツィア | VERONA/ヴェローナ | VICENZA/ヴィチェンツァ | VIGEVANO/ヴィジェーバノ | VOGHERA/ヴォゲーラ | CHIACCHIERE/井戸端 | Giappone/Fukuoka | Giappone/Himeji | Giappone/Kamaishi | Giappone/Osaka | Giappone/Tokyo | Giappone/Tono | Giappone/Yamaguchi | w/ee/Bulgaria | w/ee/Croacia/Dubrovnik | w/ee/Croacia/Split | w/ee/Croacia/Zagreb | w/ee/Polonia/Brzezinka | w/ee/Polonia/Kraków | w/ee/Polonia/Oświęcim | w/ee/Romania | w/ee/Slovakia | w/ee/Slovenia | w/ee/Turchia/BOGAZKALE | w/ee/Turchia/ISTANBUL | w/ee/Turchia/KAPPADOKIA | w/ee/Turchia/KONYA | w/ee/Turchia/SAFURANBOLU | w/ne/Norvegia/Oslo | w/ne/Norvegia/Stavanger | w/ne/Svezia/Göteborg | w/ne/Svezia/Stoccolma | w/ne/Svezia/Öland | w/we/Belgio/Antwerp | w/we/Belgio/Brugge | w/we/Belgio/Brussels | w/we/Francia/Colmar | w/we/Francia/Honfleur | w/we/Francia/Mont Saint-Michel | w/we/Francia/Paris | w/we/Francia/Reims | w/we/Francia/Strasbourg | w/we/Germania/Düsseldorf | w/we/Olanda/Amsterdam | w/we/Olanda/Rotterdam | w/we/San Marino | アウシュビッツ強制収容所 | アート | シネマエクスプレス | レストラン | 撮影・インタビュー | 旅・表現 | 映画プロデュース | 映画作品 | 職人