深夜の移動 - Bratislava 7
駆け足で巡ったのも制限時間まであとわずか。今夜の夜行で移動しなくてはならなかった。首都の駅なのに一地方の小さな駅のようで、窓口にも長い列がたくさんで職員の英語もたどたどしい。寝台車の予約もできず、車掌と交渉してくれという。
電車が到着するとホームにいたバックパッカーのような人たちが一斉に乗り込む。しかしすでに普通席は満席。こんな夜中の列車から途中下車する人がいることも考えられず途方に暮れる。寝台車の方へ向かうがすべて埋まっている。しかたなしに何とか見つけたわずかな空席に腰を下ろす。
とにかく柄の悪い車両。席の隣の男は酔っぱらっていて、間違えて自分の膝を枕に寝ようとする。はたいて我に返らせる。鋭い目の男もいて、下手に寝ることもできない。確認はしたものの行き先があっているのか不明。
ある停車駅でほとんどのバックパッカーが下車する駅があり、かなりの席が空いた。これで少しゆったり安心して寝ながらの移動ができる。と思ったのも束の間。異様に長い停車時間にシビアになったのか、ホームに表示されている掲示板の行き先が別の街になっていて、目的地の列車は隣になっていた。突然のことに慌てたものの、ここの駅で乗り換えなくてはならないことが判明して、すぐさま乗り換えた。せっかくゆっくりできると思ったのに。と同時に感じたのは、行き先の不透明さ。こんなに適当な運行だと目的地に着くまでとてつもなく大変だ。イタリアでもあり得ないかも。
なんやかやありながらも、乗り換えた先の列車はコンパートメントで相席ではあったものの、横になって休むことはできた。変な疲れがこの先を予見しているのだろうか?














