イタリアンスマイルズ

  •  こちらのブログはイタリア在住の映像作家池田剛の撮影する映像とエッセイを掲載しているものです。製作中の映画「GLI ARTIGIANI」の映像を始め、イタリア各地の心温まる映像ビデオポッドキャスティングという形でお届けしています。

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2007年3月10日 (土)

クリキン - Bogazkale 9

 と、そんなこんなでボロバスに乗ったわけが、実はこれアンカラ行きのバスではなく、アンカラ行きのバスの待っている場所まで乗せていってもらえるミニバスだった!! それを手配してくれただけだった。そして乗り換えたバスはな、なんと!! 地獄から天国。最高にきれいで紳士なスチュワード。そしてブルース・ウィリスも出ているアメリカ映画の上映。一歩先は何があるかわかりゃしない

 アンカラでは一応首都なので、一泊してちょっと見て回ってみるのも悪くはないか、と考えあぐねていた。アンカラのオトガルの着くと、なんと見た事もない巨大さ。ここ数日間の旅ですっかり田舎もんと化した僕は、押しつぶされてしまいそうな圧迫感に苛まれた。と同時に素直にサフランボル行きを即決できた。
 広すぎてどこに行けば目的のバスのチケットが手に入るかわからない。キョロキョロしていても誰も声をかけてこない。やっとの思いで見つけた受付で料金体系を聞けばそれで終わり。ユーロで支払いできるか聞くとそれはOK。サフランボルの宿に電話したいから使わせてくれ、と言えばいままでなら言わなくても進んでやってくれたのにここでは即NO。都会の空気はこんなに冷たいものなのかと、都会育ちの僕が言うのも変だけど、初めてそんなことを感じた。これは20おセンチメートル
 それでも救いは乗ったバスのアシスタント。ちょっと愛嬌のある若手の兄ちゃんは、日本人向けのパフォーマンスをしてくれた。


2007年3月 9日 (金)

ジタバタ - Bogazkale 8

 次なる目的地はサフランボル。まずはサングルルという街のオトガルを目指して乗り合いバスを探す。が、何がわからないって何もわからない。英語が通じる人すらいないので、とにかく意志を伝えることが先決。みんな腕時計の「5」を指差すが、25分にバスが来るものと思っていた。しかし不安なので、いろいろと聞いてまわっていると17:00の最終まで運行しないということだった。なんとも不便。いやしかし当然だろう。
 あと3時間も待っていられない。どうすべきか考えあぐねていると、さまよう異邦人に商売魂の火をつけさせたのか? 安くで運転してやるというオッサン登場。ミニバスで20YTL。とにかく乗ることにした。いいヤツなのかなんなのか、ラテン系のノリの明るいオッサン。途中でタクシーの車両に乗り換えさせられ、しかも一人乗り合いで乗ってきた。それでも料金は同じ。しかし同乗の男は1YTL。
 サングルルのオトガルまでという話なのに、途中経由の首都アンカラに行くというと、街中のアンカラ行きのバス会社で落とされる。そのバス会社に聞くと、アンカラ行きは18:00までないという。「そんなん待ってられっか〜!!」とにかく英語だか日本語だかイタリア語だかわかんないけどまくしたて騒ぎ立て罵声を浴びせて、事の緊急性を伝える。
 乗せてくれたオッサンにオトガルまで連れて行けというものの、首を縦に振らず別料金と言いつつ怒って去ってしまう。珍しいガイジンに興味津々の高校生がたむろしてきて、茶化す。それを逆手に更に騒ぎ立てる。「オトガルまでどうやっていくんだ!!」大体の場所は知っているんだろうが、彼らの言う通りに動くとドツボにハマりそうでやすやすと動けない。
 そんなこんなしているうちにバス会社のオペレーターがオトガルまで連絡を入れたらしく、すぐあとの15:00に出発するアンカラ行きを手配したと、突如態度変更修正してきた。「イタリアでもこのくらい簡単に態度が変わればいいのに」なんて思いつつも、とりあえず目的遂行。ざまあみろ。
 いままで乗り継いできた都市間移動の長距離バス。最初が最高で乗る度にレベルが下がっていき、乗るだけで疲れていた。これ以上下がることはないと思っていた矢先、最悪なバスに乗り合わせる事に・・。いまにも壊れそうなケツの痛くなるミニバス。車内サービスもなさそう。せっかくの成功からこんなオチになるとは・・・。これは30おセンチメートルでした。


2007年3月 8日 (木)

街の静けさ - Bogazkale 7

 風の音色、ウシの鳴き声、自分の足音。そのくらいしか耳にしない空間。その余韻がタップリと残る中、壮大な平原を後に闊歩しながら街へ戻る。ひび割れた建物にはすき間があり、大自然の横で自然そのままに形を変えていく人工物。退廃的なようであって人の息づかいが紛れもなく垣間見られるのは、人々の笑顔を目にすることができるから。呼吸は絶え間なく続いている。



2007年3月 7日 (水)

牛使い - Bogazkale 6

 ボアズカレではウマやウシが放牧されていた。そして横には石に座って笑顔をふりまくおじさん。愛想良く話をする彼は人なつこく、とても年配には見えない明るさだった。




2007年3月 6日 (火)

ボアズカレ - Bogazkale 5

 おおお。すごい、すごい、すばらしい。天と地しか見えないパノラマの視界。人工的な建物の間からしか見えない一筋の空などとは異なる、ホンモノの空。そして眼下に広がる山。牛。わずかながらの葉。そして落とし物。伝わるものがみじんでもあればいいが、なかなか伝わらないであろう、このホンモノの感動。これは行って経験するしかないです。


2007年3月 5日 (月)

ポニー - Bogazkale 4

 ケバブをほおばり、街の中へ戻ろうとするとそこにはなんと・・ずんぐりむっくりのおじさんがちっさなポニーに乗っている。苦しそうなポニー。いやいや、そんなことより羊やポニーが普通に街中を闊歩していることに奇妙な感覚を覚えた。しかしこれが当たり前の世界。そんな自然を前にしたボアズカレ。一体どんな現実がこのあと待っているんだろうか?



2007年3月 4日 (日)

チキンケバブ - Bogazkale 3

 すでに昼。この先は何もないとして、とりあえずは腹ごしらえ。まったく選択肢がない中、当然のチキンケバブを口にした。「帰りの足はあるのか?」ここのオッサンが「送ってやるぞ」と安値で交渉してくる。商売ではなくまったくプライベードで車を出してくれるのか? とりあえず値段だけ聞いて先に行く。ここのケバブが何と安くうまいこと。やはり本場ならどこのでも美味しいのか? イタリアのはどこのでもマズいけど。

2007年3月 3日 (土)

羊と魚市場 - Bogazkale 2

 ボアズカレの街に着く。街と言ってもいわゆるほとんど街の形態ではない。見渡せば男しか目に入ってこない。何がどこにあってどう機能しているのかさえわからない混沌とした状態。とこかく英語を喋りながら近づいてきたオッサンと話してみる。帰りの足の相談もするが、決定打がない。とりあえずは自然を楽しむのに先へ進む。
 と、そこには四方を山で囲まれているのに水揚げしたばかりの獲りたて (?) の魚が量り売りされている。一体どういうことなのか? そしてのぞき込んだトラックにはが乗っていた。



2007年3月 2日 (金)

タクシードライバー - Bogazkale 1

 トランジットでカイセリのオトガル近くで泊まる。ここのオトガルに入るとみな一斉に声をかけにきて「行き先はどこだ? 何時出発だ?」客の取りあい。聞いてくれるから答えればその通りに案内してくれる。別に詐欺でもないのでなすがままにするだけだった。
 ボアズカレ行きは明朝乗るとして、オトガル近くでの宿泊は選択肢がゼロ。それでも地方なだけに料金は悪くなかった。この日はメヴラーナの命日ということもあって、テレビでは前日に見たメヴラーナダンスが放送されていた。ホントにこの国では一大イベントのようだった。
 翌朝ドライバーが寝坊したのか? 定刻から遅れてバスは出発した。暖房も効かない車内は吐く息が白く、ヘタすると外よりも寒い。それでも外は晴れていてとても天気がよく、雄大な平原を見渡すことができる。この旅で求めていた自然と出会うことができた。
 ボアズカレの最寄りのオトガルのある街ヨズガットに着く。ヨズガットからボアズカレには定期便が出ているわけではなく、タクシーで行くのが常。なのでヨズガットに着くと、ここでもドライバーが客の取りあい。そこで値段交渉すると、普段 50YTL のところ 40YTL で乗せてやるという。それならもうひと越え「35YTL にしてくれ」ここまで来るとオヤジもまったくゆずらない。何のことかと他のドライバーが近寄ってきて「35 はないよ」あぁ、これはドライバー同士で協定があってこれ以上安くはならないな、とすぐに悟った。他に旅行客もいないし乗り合いもできないのであれば、ケチるよりも時間を無駄にする方がもったいないので、とにかく先を急いで自然を満喫することにした。
 ブッ飛ばすオヤジ。眉間にはシワ。無愛想。いい味は出ているのだが、不親切な感じなのは値段交渉で渋りまくったからだろうか? しかしそんなことより人気のない広大な大地を見渡すことが気持ちよかった。この先も期待ができそうだ。



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