イタリアンスマイルズ

  •  こちらのブログはイタリア在住の映像作家池田剛の撮影する映像とエッセイを掲載しているものです。製作中の映画「GLI ARTIGIANI」の映像を始め、イタリア各地の心温まる映像ビデオポッドキャスティングという形でお届けしています。

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2006年8月25日 (金)

スロベニア訪問のホントの理由 - Ljubljana 18

 なんとか昼食を平らげることができて満足。そして残りわずかながら最後に絶対にやらなくてはならなかった事が一つ。なぜスロベニアに来たのか? スロベニアは世界で最も女性が美しいと言われている国である。そんなスロベニアの女性を見ずして帰れるか! というか見るだけなら、じっくりと見てきた。でもホントはスロベニア美女にこそインタビューをしてみたかったのだ。
 しかしどう頑張ってもそんな余裕など僕にはすでに残されていない。であるならばスロベニア美女を写真に収める事くらいかなえてあげて欲しい!! 道行く美女を撮るのも違和感がある。かと言って声をかけてわざわざ撮るには時間がない。ならば店員だ。働いている女性を撮る事なら、何もおかしい事などはない。となればすぐに目が泳ぎながらもターゲットをあっという間に絞る
 そう、ターゲットは夕べの癒し系ライブをやっていたバールの女の子。遠目からバッチリと正面写真を撮らせていただいた。ちょっと消化不良のスロベニア美女インタビュー挑戦記でした。
 帰りの電車に乗る前にコンビニで腹ごしらえ用の戦備品を整えつつ、現地通貨を吐き出す。経由地ヴェネツィアのメストレでは疲れを癒すための中華 (やっぱり疲れたときには日本人はご飯が一番) をガッツリ食べて、もう少し続く長い旅路を締めくくろうとしている。


2006年8月24日 (木)

Allegria - Ljubljana 17

 モランとは別れを告げて、久々に一人だけの自由な行動に出られる。最低限のノルマも最低限でとどめて、残り時間わずかな中を、ウマいレストラン探しに奔走する!!
 夕べはとにかくまともに見つけられなかったのだから、いままでとは別の地域に繰り出してみる。イタリアでも見ないような、日本の国道のように広い通り沿いを歩いてみる。もう時間的にランチは終わっているので、食えるか食えないか? 賭けみたいな感じで昼食を求める。
 ファミレスのようなところを見つけ、とにかく入ってみる。ご飯が食べたくてきているのに「何の用だ?」と言わんばかりの応対の店員。なにやら仲間内で地元の言葉で話し合った挙げ句「NO!」だったらさっさと応えろよ、時間ないんだから!!!
 とやはり仕方なく中心街近くに戻ってみると、日曜ということもあり、なかなか見当たらない。と、そこにまた看板が!! 矢印が示す方向につられていくと、なんとまだ余裕でご飯が食べられるレストランを見つけた。しかもシャレた感じのする 

Bruschetta toscana
Cream or Beef soup
Beef slices on rocket, Ravioli
Salad
Dessert
Acqua
6.68ユーロ (セットメニュー) + 1.04ユーロ (水)

 ランチでこれだけ食べてたったの 7ユーロ。これをイタリアで食べるとすれば 1.5〜2倍はするだろうか? とりたてて美味しいわけではないが、決してマズくはないし、サービスもOK。ファーストフード感覚のような感じもあるけど、レストランである事は間違いない。ここはオススメ



Allegria
Nazorjeva, 8
Ljubljana - Slovenia
+386(0)1.426.7402

2006年8月23日 (水)

チョコレートにも負けた - Ljubljana 16

 彼女の昼食が終わり、腹を空かした僕をそのままにしてマーケットへ向かう。オシャレ好きなのか、アクセサリーを売り子にたずねながらじっくりと見て回る。いろいろと回っていく中で「アメリ」に出てきたような小さな小物入れの缶が欲しいんだと言う。もちろんここにもアンティークなものは並んでいるわけで、ヨーロッパを中心とした旧共産圏が主な、コイン紙幣が並んでいたりする。新旧あわせた国旗などのシンボルバッジワッペンなどもたくさんある。
 ふと彼女が手にする缶に、台の向こう側のオヤジが話しかけてくる。彼女は当然スロベニア語が話せるわけで、それでも僕と一緒にいたせいか、オヤジは一生懸命英語で話しかけてくる。僕がイタリアでイタリア語で話していも英語で返されているようなものだ。彼女の表情も困惑気味で、実際頭がこんがらがっていたという。オヤジは途中、明らかにイタリア語で話していたりもしたので、逆に僕が訳してあげたり。先入観とは端から見たら面白いのかもしれない。
 夕べ寝ようとしていたマーケットの台の並んでいたところの近くに、水飲み場があった。彼女はおもむろにさっきのエビアンを取り出し、洗って水を入れていた。普通に平気な顔をしてやっていた。
 さて彼女がしきりに言っていたチョコレート。「私はチョコレートがなくては生きていけないのよ」とまで言い切っていた。日曜だから開いているスーパーなどほとんどないのに、それでもどこが開いているか思い出してしまった彼女にさらにひきずられる事に。。
 そしてそのまま駅まで連れて行ってくれた。彼女の家は駅の反対側。僕を駅まで案内して家に戻るつもりだったようだ。摩訶不思議な出会いだった。このときまでお互いの名前すら名乗っていなかった


Compfused.com
ネコ vs ガムテープ

2006年8月22日 (火)

僕は用なし? - Ljubljana 15

 川沿いのベンチに戻る。彼女はカバンをごそごそと探る。妙なリアクションをするとともに、ぬれた果物を取り出す。虫がたかっている洋なしを取り出した。それにはさすがに彼女も「shit!!」と言っていた。でもやっぱりたくましいと思わさせられるのは、水飲み場まで行って洗って口にしていた事だ。恐るべし執念。日本人にも欲しいものだ。そしてしばしの時間、会話を楽しむ。
 まったく他愛のない話ばかりが続く。ますますお腹がすいてくる僕の横で、腐った洋なしにかぶりつくモラン。図太い神経の持ち主である。14:00 すぎには仕事があるから、それまでつきあえると言っていた。いずれにせよ僕としては彼女と出会ったのも何かの縁なので、しばらくはつきあうことにしていた。


2006年8月21日 (月)

驚愕のペットボトル - Ljubljana 14

 彼女の声は小さくて聞きずらかった。それでいて流暢で早い英語だけにかなり聞き取りずらかった。英語はバラエティなどのTV番組を見て、決まり文句などからを中心に勉強したという。そんな方法でこれだけ喋れるようになれば大したもんだ
 この近くの公園で屋外の写真展をやっているという。やはり地元の人間を味方につけると強い。もう彼女の言われるがままに動いた。中心からちょっと歩けば広い公園が出てくる。
 ここではミラノでも見た事のある、世界各地の不思議なくらいに美しい現象を撮った写真が、クローズアップされて道の両端に並べられている。ミラノのときはホントに世界各地だったが、ここのはスロベニア、中国、モンゴル、中東など、地域が限られていたようだった。もちろん日本の写真はなかった。しかし驚いたのは彼女の言う言葉だった。必ず一つ一つの写真に自分なりの感想を言う。「ここはとてもきれいなところだから今度スロベニアに来るときは行きなさい」「この写真は遠目で見るといい」「この色がバランスがとれていてとてもいい」「何か別の何かを象徴したもののようだ。何だと思う?」写真に限らず、表現をする人間でないと口にしないような事も言っていたのが印象的だった。
 街に戻る途中、美術館や博物館やセルビア人の集まりなど、どこに何があるかを教えてくれた。僕は夕方には帰るつもりだったが、また来たときのためにもいろいろと教えてくれる。
 スーパーに立ち寄る。もう昼も回ろうとしているから僕はレストランに行きたかった。でも彼女はどう見てもレストランなどに行くような気配などない。ビールとお菓子を買っていた。スーパーを出て少し歩くと、エビアンのペットボトルが置いてあるのを見つける。何を思ったか彼女はそれをしげしげと見つめカバンに入れる。水を入れて再利用できるというのだ。絶対に日本人にはない観念。ちょっと驚いた。


2006年8月20日 (日)

映画にあるような出会い - Ljubljana 13

 夕べの寒さがウソのように、太陽がさらに暑くさせている。上着を脱いで半袖になろうとベンチに腰掛ける。ちょうどいいので休息もとる。一人、川を眺めながら物想いにふけろうとしていた。短いはずの旅が妙に長く感じるのは、夕べの出来事が大きく、言ってみればいまの自分の人生そのものを体現していたのではないだろうか?
 なんて事を考えるや否や、後ろから何事か僕に語りかける声が聞こえてくる。日本でいうならば、なかばナンパされたようなもの。
 名前はモラン。イスラエルからスロベニアに学生として住んでいる女の子だ。いまは学生だが、いつしかこの街で働きたいという。僕がイタリアにいる事を告げると、どうしたら働けるのか? 興味深げだった。彼女はここリュブリャナが好きでリュブリャナで働いて生きていきたいようだった。
 僕が日本人であることを言っても、日本が経済大国であることをよく知らないようだった。僕は僕でイスラエル人と知り合える機会など、まずないことだから面白い出会いだと思った。昨日のカタリーナにしても今日のモランにしてもベンチがきっかけでの出会いだ。
「映画にあるような出会いなど滅多に」あるもんである。その後は活かすも殺すも自分次第。誰かが書いたこんな詩がある。「見知らぬ街で見知らぬ君と出会っても、僕は君を知っている


2006年8月19日 (土)

ぬいぐるみ - Ljubljana 12

 その先へ進むとへんてこなぬいぐるみが出てくる。「何のイベントだ?」と思っていると川沿いに風船を渡しているコンパニオンみたいなのがいる。この辺は街の中心の広場があり、やたらに子供が集っていた。この日は日曜でもあり家族連れで人出も多かった。
 このままいくと何もなくて帰らざるを得ないような雰囲気になりそうにも思えてきていた。それでも最低のノルマは一人。どこでも必ずクリアしてきた。のんびりしていながらでも、チャンスはどこかで訪れるような気はしていたので、不思議とあせりはなかった
 ぬいぐるみとじゃれる子供たちと別れを告げて、マーケットと反対岸の川沿いを歩く。


2006年8月18日 (金)

花売りの・・ - Ljubljana 11

 街にさしかかるところまで来ると、僕にとってはもうすでにおなじみの風景が現れた。ここからはどこがどうなっているかほとんどわかる。人通りもまばらだったが、川沿いまで来ると人が溢れんばかりにいる。マーケットが出ていたのだ。
 そんなマーケットを尻目にポストカードピンバッジ探しをすることにした。街の中心には観光案内所と値段の高い記念品売り場がある。そこの橋の反対側にはタバッキがあり、ポストカードは明らかにタバッキの方が安かった。どちらにもピンバッジはなかったので、どこで手に入れようか考えあぐねていた。中心と反対側に行ってもマーケットは連なっていた。ここは夕べ寝ようとしていたところ。国旗の入っているTシャツが売っているところがあり、店の兄さんに聞いてみると目の前に売っていた
 橋の方に戻ってくると「街の灯」に出てきたような花売りの少女ならぬ、スラブ系のおばさんが座っていた。それでもなんとなく画になるように見えて、撮ってしまった。


2006年8月17日 (木)

どこかで見た風景 - Ljubljana 10

 城は自由に入場できた。城は何層かに分かれていて階段で上下移動できるところもある。お土産屋、喫茶店、トイレ等が集まる。城自体もきれいに修復されていてオシャレな感じすらした。城のオープンエリアは城というよりも完全に憩いの場。日の光が強く差し込んできて、恵比寿あたりにありそうな空間である。
 隅々まで探ってみると、やはり時代を感じさせるような古い空間も出てくる。とはいえ工事をしているところも多く、あまり入り込めるところもない。城の塔の上にも行けたが、ここは入場料が取られるので行かない事に決めた。その塔の上への入口付近に城付きの教会があったので入ってみた。教会は恐ろしいほど美しかった
 土産物屋を眺めているとやはり龍の像マークのものが何点かあった。そして今度は丘を反対ルートから下っていく。乳母車を押しながら登ってくる夫婦。晴れ上がった空のもと、ハァハァと汗をかきながらさらに上を目指していた。そんな人を横目に、僕は壁の向こう側に見える街並を撮っていた
 どんどん下へと降りていくと、南米辺りで見たような風景が見えてきた。地元の人同士で立ち話をする様子。犬が走り回っていたり、窓の外側を掃除しているおばさん。ふと目が合って、笑顔になる。そんな日常をカメラに収めたくもなるが、それなしで笑顔が交わせた事を思うと、このシーンは頭のカメラだけでとどめておこうと決めた。



2006年8月16日 (水)

美しい街並に魅せられて - Ljubljana 9

 眠たい目をこすりながら、いかにもオシャレな店が並んでいそうな通りを歩く。ここ 2日、夜しか街を歩いていなかったから気がつかなかったのか、ここの通りは中心街とつながっていた。もちろん日曜日の早朝でどの店も閉まっている。外から見て屋根裏部屋があるのがわかる建物が並び、この街の一つの特徴のようだ。通りの切れる交差した道の先には橋が見え、橋には夕べも見た龍の銅像が建っている。そしてその先には丘の上のお城がそびえ立つ、ナイスランドスケープ
 天気はよく晴れ上がり、夜の寒さもどこえやら。いつの間にか眠気も忘れて、地図を眺めながら城の方向へ向かう。道をすれ違う外人に「ハロー」と言われ、とっさの出来事に声を失ってしまったが、気にせず前に進んだ。工事中の横の細い道を行くと、急勾配が目の前に重なる。「ウオッ!!」いまのこの自分の体には拷問のようにすら思えてくるが、これをクリアーする事にまた快感を覚えようとする自分もいるわけであり、帰りの事など考えず、ただただ前を見つめていた。
 リュブリャナの中心にある橋からこの城を見ると、まるで目の前の建物の真上に城があるかのよう。こちらは近代的な街並なのに、崖の向こう側にはすぐ上に城があるようで、街の構成が異様にも思える。城に登ればイタリアの塔の様に街を見下ろせてきれいな景色が眺められよう。ヨーロッパによくありがちな坂道をせっせと登りつめる。
 間もなく城が間近に見えてくる。そして眼下に広がるリュブリャナの美しい街並。川の流れに街が一緒についていくかのようで、そのなだらかな感じが心に優しさを与えてくれる。城のまわりからはいくつもの道が出ていて、数ルートからこの場所まで来れるようだった。僕の来た反対側からは逆光の街が見渡せた。
「ハロー」また声をかけられたかと思えば、さっきと同じ外人だった。ちょっと風変わりな感じがしたので、返事をしない様にしてみる。



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