2007年9月12日 (水)

急ピッチのわけ - Ravenna 21

 バカンスシーズンにも関わらず、急いで取りかかる二人。早く完成させないといけないらしい。いろいろと聞いていると、その依頼人が工房にやってきて、夕食も一緒に取らなくてはいけないようだった。どうやら彼らにとっては大切なお客さん。これも営業だな。


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2007年9月11日 (火)

めまぐるしい - Ravenna 20

 下絵を描いていたと思えば、矢継ぎ早に別のモザイクにとりかかるアリアンナ。どうやら依頼者はどれも同じ人のよう。すでに完成していた子供の顔、犬のモザイクから、年輩の紳士とネコと、人やペットを作品にしている。なにかしらわけがあるのだろう。


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2007年9月10日 (月)

逝去したライダー - Ravenna 19

 こちらも写真のコピー。ルカが描いているのはオートバイのレーサー。事故で亡くなったらしく、その彼の墓に埋めるモザイクを依頼されているという。


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2007年9月 9日 (日)

コピー - Ravenna 18

 写真からのコピーのモザイク。まずは水性ペンで下絵を描く。アリアンナにしては珍しくコピーを製作している。作品に打ち込む姿は真剣そのもの。一つに集中しているのではなく、続けて二枚描いていた。


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2007年9月 7日 (金)

BABALEUS - Ravenna 17

 街を歩いていて、その活気に引かれて入ってみた店。昼なのでランチメニューだけだった。それにしてもたった7ユーロ (約1000円) と安い。ビュッフェとドリンク、もしくはピザとドリンク。僕は迷わずピザにした。
 安いだけに種類は限られていて、しかも出てきたピザの大きさは少々こぶり。あまり多くは期待できないのはわかっているが、味はOK! 比較的モッツァレラなしが好きな僕にとって、味覚に耐えられた内容に満足。昼であることを差し引けば、十分であろう。入りやすいカジュアルなピッツェリア。それに加えて懐にも優しい。


 というわけで今回の採点は、70点!

Pizza + Drink - 7.00ユーロ
●Marinara (pomodoro, aglio, origano, pomodorino freschi)
●Vino (1/4)



BABALEUS
Vicolo Gabbiani, 7 - Ravenna
0544.216.464
CHIUSO IL MERCOLEDI'

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2007年7月 2日 (月)

ストレートな感情 - Ravenna 16

 柔らかな表情。強くもなく弱くもなく。温和で優しいリラックスした気持ちの中で育まれるもの。女性ならではの母性を感じさせ、そこから生まれる新たな命。作品に込められたものは手先ではない心にある温度が、その先にまだ見ぬ人々へとすでに伝えられている。


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2007年7月 1日 (日)

モンターニャ - Ravenna 15

 アリアンナの作っていた不思議な作品に目を奪われていた。見た感じ、季節を反映させた夏の装いそのままを形にしているものであると見ていた。南の島の枠組みの中ではえるヤシの木。見た目の美しさに気を取られながら、一体どんな意味のある作品なんだろうか、と疑問をぶつけてみた。すると意外な答えが返ってきた。
 これは島ではなく山。二つの白く太い線は木ではなく道。山にできた道のりをそのまま人生行路に例えたというもの。それを聞いただけでこの作品の深さが見えて、パーっと視界が開けてきたように思えた。そんなこと聞かずに自分でわかるようであれば、アートの楽しさが身にしみてくるはず。アリアンナのアーティスティックなセンスを読み取れるようでありたい、とそう願う自分がいる。


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2007年6月30日 (土)

アドバイス - Ravenna 14

 そして今度はアリアンナからのアドバイス。アリアンナはオリジナルの製作に取りかかりつつも、生徒の質問に答えていく。時には手を休めながら、時にはモザイクを埋め込みながら。


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2007年6月29日 (金)

ヴィトルヴィアーノ - Ravenna 13

 かたや4ヶ月教室に通い続けて、いくつも自作を作り、更に自分の技術を磨いているドイツ人の彼。これはダ・ヴィンチの「ヴィトルヴィアーノ的人間」のモザイクの仕上げ。一つ一つなでるように枠を色どっていく彼の手先の作業よりも、そこに力を注ぐ彼の目線の温度のとりこになってしまった。どれだけ自分をそこに投影しているかが見えた気がした。それは想いが乗っている証拠。オーラというか集中力の強さに感服。


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2007年6月28日 (木)

好きこそ楽しめ - Ravenna 12

 短期間で作った作品の仕上げ。ルカ先生が最終行程を口にし、生徒はそれをノートに書きとめる。まじめなのか遊び半分なのか。集中力のない生徒にも、ゆっくりとていねいに言葉を並べていく先生の忍耐力に脱帽。逆に生徒のためというより生徒の作品を奪ってでも、自分の好きなモザイク製作を楽しんでやってしまっているという感じすら見える。好きで楽しめるのがキーポイントか?


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2007年6月27日 (水)

バシッ! - Ravenna 11

 ココの教室でモザイクを学び始めて一週間の生徒。その間に製作した2作品を並べての記念撮影。僕と会話を交わすにも、何故かアリアンナを介してという恥ずかしがり屋か人見知りなイタリアーナ。先生のアリアンナが恥ずかしがらないようにと、なだめながら撮りにいった風景。


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2007年6月26日 (火)

日かげのコラボ - Ravenna 10

 比較的大物のモザイクを2人の男が共同で施す。工具を取り入れて少し手の込んだ作り。というよりは、ここまで裏の作業を僕が見ていなかっただけかも。モザイクも大掛かりになると人手も必要になるということ。

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2007年6月25日 (月)

多国籍軍 - Ravenna 9

 工房では教室が開かれていた。昼下がりのドルチェの時間に到着。イタリア人はもちろん、ドイツ人やアメリカ人、東洋人など各国からモザイクを学びにきていた。イタリア内部で英語も飛び交うようなこういう空間に出くわしたのは初めてかもしれない。
 イタリア人も日本人もお互いに自国の殻の中に閉じこもりがちだから、こういうような場は貴重である。とはいうものの、さすがに来て突然話せと言われてもどうすることもできないので、場とは少し離れてそれぞれの人となりを簡単に聞いていた。


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2007年6月24日 (日)

目につくポイント - Ravenna 8

 ストライキで足止めをくわされた前回のラヴェンナ行き。ハッキリしない空の中、今度こそはなんとかたどり着くことができた。サイコロ模様に彩られた街並は健在で、街並の美しさに花が添えられているようだった。


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2006年9月 5日 (火)

koko - Ravenna 7

 工房へ着くと見慣れない顔ばかりだった。僕がはじめからわかったのは日本人の女性だけだった。前に来たとき工房の中でもサングラスをかけていたルカは素顔だったことに気付くのに数秒かかった。あとは練習に来ていた生徒さんのようだった。
 アリアンナが途中からやってきたものの、前回の白衣とは打って変わって普段着にサングラス。これまた気がつくまでに 30秒くらいかかった。しばらくしてアリアンナが創りはじめた海岸をモチーフにしたモザイクがかなりきれいで、気に入ってしまった。さすがに自分で目を付けた職人さんである。ビー玉のようなガラスを埋め込み、バックにも色を付けて手が込んでいた。急ピッチで製作してはいたが、時間が押してきて完成まで見届けることもできず、写真を送ってくれと頼んだ。


完成品はこちら →「GLI ARTIGIANI

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2006年9月 4日 (月)

SCAMPI DI SAN VITALE - Ravenna 6

 ラヴェンナに来るときはいつも朝一の列車でミラノを発つのだが、工房を訪れるには中途半端な時間にしか着かない。だからいつも昼をとってから工房に向かう。今回はサン・ヴィターレ教会の裏にある海のレストラン。ラヴェンナも少しいけば海があるので、新鮮な海の幸を食べることにした。

garganelli con zucchini e gamberi - 7.50
Insalata mista - 4.00
Acqua gassata - 2.00
Coperto - 2.00

 時期的なものもあったのか、とても静か。レストランのパンフレットにも出ている女性がきりもりしている。ガルガネッリというパスタは初めてだったので、どんなものが出てくるのか楽しみにした。ペンネのちょっと変形タイプで特別面白いわけではない。エビとズッキーニのパスタはミラノで食べたときのように濃い味付けで僕にはバッチリ。残ったソースもパンと一緒にすべて食べ尽くした。



SCAMPI DI SAN VITALE
Via Pier Traversari,35
48100 Ravenna
0544.219.475
346.231.4358
http://www.scampidisanvitale.it/
月曜定休

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2006年3月12日 (日)

ココ・モザイコ - Ravenna 5

 ブラブーラの工房は見せてもらったものの本人も「カジーノ (荒れた様子)」と連発していたように、作品はなく道具が散乱しているところだった。土曜ということもあり、他の工房はどこも閉まっている。それでもやってきた未知の訪問者の僕のために伝手を探そうと躍起になる。彼の家から街の中心に行くさなか見つけた工房の人に一生懸命僕を紹介する。味方に付けると本当に心強いイタリア人。何とも熱い人々だろう。そしてその工房の若い彼らも大手を振って僕を迎えていた。

 これって一体なんなんだろうか?

 まがりなりにもイタリア語を話していると言うこともあるだろうが、何もない状態の僕にはホントに素晴らしい援軍である。もっとも関係が進んでいくと排他的なところも見え隠れするんだろうが、北イタリアの人は比較的閉ざされているというのも、伝手があるなしだと大きく違うんだろう。


Koko Mosaico


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2006年3月11日 (土)

トニーノ・グエッラ - Ravenna 4

 マルコの奥さんに招かれマルコが来るのをソッジョルノと呼ばれる居間で待っていると、彼の作品の出ている本を見せてくれた。その中にはトニーノ・グエッラという人の本もあった。その人はフェリーニとも仕事した事のある脚本家だというが、それだけしか言われなかったので僕が映画関係の人間だから見せてくれたのかぐらいにしか認識していなかった。意味もわからずにとりあえずマルコが来るまで本に目を通していた。
 マルコと会ってから主に自作についていろいろと説明をしてもらっていると、その中でもやはりトニーノ・グエッラの名前が出てきた。「一体なんなんだ?」と思っていると、マルコとトニーノは一緒にコラボレーションをすることがあるらしい。あー納得。ラベンナのモザイク職人さんは映画と携わる事はよくある事なのでしょうか? 紹介された別の職人さんも映画に関わったことがあると聞いていた。フェリーニと仕事といってもたまたまスタッフとして関わったんだろうとしか思っていなかった。
 これは家に帰ってきてから調べてわかった事だが,トニーノ・グエッラはとんでもないやつだった。イタリアで映画を撮っていても業界人の事など知らない僕なので致し方ないだろう。彼は「フェリーニのアマルコルド(1974)」をはじめ、ジュゼッペ・トルナトーレの「みんな元気(1990)」も書いている。オスカーは3度ノミネート、カンヌでは脚本賞を受賞。うわっ、なんじゃこりゃ? 世界は小さい。僕が彼と仕事するかと言えばありえないけれども,こんな事ってあるのか? 何とも恐るべし出会い。


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マルコ・ブラブーラ - Ravenna 3

 一年越しの夢の対面となるモザイクアーティスト、マルコ・ブラブーラ。マネージャーなのか? アポを取るために対応してくれるのはいつも彼の奥さんだった。この日訪問することは伝えておいたものの、彼は 2,3 日中にシカゴのコンベンションらしきものに参加するために渡米するという。そういう意味では今日会えたのはラッキーと言われたものの、作品の制作には立ち会えなかった。アーティスト、職人というちょっと鼻高々という感はまったくなく、マシンガンのようにまくしたてられた。ものすごくいいオヤジだった。


Marco Bravura

Beneath the Surface - Society of American Mosaic Artists


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L'Uovo e la Gallina - Ravenna 2

 タマゴとメンドリ。という名そのままのレストラン。店内は僕の好きなタングステン光の色調で整えられていた。壁にはニワトリの小さな画がたくさんかけられていた。愛想のいいカメリエレ (ウェイター) がニワトリの形のかごに入ったパンを置いていく。こんなにしゃれた店なのに客は僕一人。僕が注文したのは

Strozzapreti pancetta e zucchine - 7ユーロ

 もしかしたらこれは店名通りタマゴで作られた手作りパスタだろうか? 普通のと緑のと 2 種類だった。僕にとっては薄味だったものの充分おいしかったし、なんといっても店の雰囲気とカメリエレのオヤジの対応にやられっぱなしだった。サン・ヴィターレ教会すぐ近くのここはオススメ。

Via Carlo Cattaneo, 27
48100 Ravenna
0544.30313
月曜定休



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サン・ヴィターレ - Ravenna 1

 ここのところイタリア東部は天気が悪かったので、空模様が気になっていた。ラヴェンナは今回 2 度目。傷だらけになりながら巡った前回とは打って変わってスムーズに到着し、思っていたより時間がとれた。
 サンヴィターレ教会のモザイクだけは見ようとしていたら他の教会との共通券になっていたので、午前中はモザイク鑑賞に当てた。サンヴィターレはやはり素晴らしかった。モザイクは床にまで敷き詰められていた。僕は目が悪いうえにメガネの度も効かなくなりつつあり、モザイクの細かいところまで見られなかったのが残念だ。
 この教会巡りをしながらも感じたのは採光の仕方だ。日本のそれとは根本的に異なる。自然光にたより夜になっても場のすべてを明るくするような設備はない。カラバッジョの画そのままが撮れるのもうなづけるし日本では撮れない画もここイタリアでは撮れる。僕がイタリアに来た意味がこんなところでもわかり始めた。


Ravenna Mosaici


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