浮かび上がってきたもの - Parma 6
昼も終わり、午後の作業を見ようともう一度オッサンの工房へと行く。オッサンは工房にはいなくて、向かいのショールームにいた。オッサンに気がつかなかった僕は、オッサンに声をかけられて気がついた。ショールームといっても古くさい家具、いわゆるアンティークを扱う店だった。
てっきり午後も作業の続きだと思っていたが、とりあえずこの古ぼけたショールームを案内してくれた。オッサンは久々に話を聞いてくれるカモを見つけ弾丸のように話してくる。まぁ、イスに座れと2時間以上話しただろうか? スゴい勢いで話していたが、僕にはほとんど何を言っているかがわかった。オッサンは人生は楽しくて素晴らしいということを言いたかったんだな。それをほとんど言わずに回りくどくいろんな話をするのはイタリア人らしさなんだろう。
得意になって話していたオッサン。僕が一番いいと思ったのはネガティブさがなかったこと。最初オッサンに見たイメージとは違う人物像が見えた。古くさいアンティークなものに一途に気持ちを投入するオッサンを見て、改めて古いものを大切にする文化は美しく思えてくる。
イタリアへの逆襲。それはやろうと思えばできるもんだということ。自分の捉え方次第。
負けるなジャポネーゼ!











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