2007年4月19日 (木)

浮かび上がってきたもの - Parma 6

 昼も終わり、午後の作業を見ようともう一度オッサンの工房へと行く。オッサンは工房にはいなくて、向かいのショールームにいた。オッサンに気がつかなかった僕は、オッサンに声をかけられて気がついた。ショールームといっても古くさい家具、いわゆるアンティークを扱う店だった。
 てっきり午後も作業の続きだと思っていたが、とりあえずこの古ぼけたショールームを案内してくれた。オッサンは久々に話を聞いてくれるカモを見つけ弾丸のように話してくる。まぁ、イスに座れと2時間以上話しただろうか? スゴい勢いで話していたが、僕にはほとんど何を言っているかがわかった。オッサンは人生は楽しくて素晴らしいということを言いたかったんだな。それをほとんど言わずに回りくどくいろんな話をするのはイタリア人らしさなんだろう。
 得意になって話していたオッサン。僕が一番いいと思ったのはネガティブさがなかったこと。最初オッサンに見たイメージとは違う人物像が見えた。古くさいアンティークなものに一途に気持ちを投入するオッサンを見て、改めて古いものを大切にする文化は美しく思えてくる。

 イタリアへの逆襲。それはやろうと思えばできるもんだということ。自分の捉え方次第。
 負けるなジャポネーゼ!


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2007年4月18日 (水)

匂いが引きよせる - Parma 5

 カメラを持ち歩いているので「何かしら撮らないと」と考えてしまう性分。それならば見つけ出そう職人さん。職人を見つけ出すには? もう大体見当がついている。おおよそは歩いていれば匂いがしてくる。匂いと地形、人の行き交い。大体こんなもんで見えてくる。というよりも僕が引き寄せられるような感覚と言えばいいだろうか? 自分の感覚だけに頼っていれば、誰も何も嘘はつかない。答えは正直者。2件の工房を見つけ出した。

 オッサンの名はジョルジオ。イスの修復をしていた。解体しようとしているのに取れない枠組みと格闘。機械まで出してくるが、機械の扱いが得意でなさそう。そこがまだいい味を出している。汚い工房。積み重なった材料。放置された水まわり。
 僕は窓の外から作業を眺めている。オッサンはボソボソボヤキながら仕事に集中して、僕のことなど相手にしない。いい感じである。僕が手を貸したら簡単に作業が進みそうなのに、言うこともできない雰囲気。職人気質を絵に描いたような感覚か。
 そんなオッサンも僕に時間を聞くと昼近くだったこともあり「昼飯に行かないと」と作業を中断。そしてそれまでとは一変して僕に話しかけてくる。オッサンはアート好きでよくミラノに来るらしく、アート好きな僕をつかまえて、パルマなんかよりアートのたくさんあるミラノの方がいいぞとばかりに、アート話に勝手に花を咲かせていた。30分くらい話をして、そそくさと昼飯に行こうとする。


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2007年4月17日 (火)

CORRIERI - Parma 4

 街の中にはパニーノや切り売りのピザ、ケバブなどファーストフードはたくさんあったが、レストランをあまり見かけなかった。どうせなら生ハム系の食事をと思っていたので、とにかく探しまくっていた。
 中心からはずれたところをくまなく探しても見当たらないので、中心の適当な店に入る。と、オッサンオバさんの日本人観光グループがワイワイやっているもんだから、となりのイタリア人夫婦に何故か僕の顔を見て笑われた。だいたいこういう系の店は一品のボリュームが少ないもの。
 とにかくハム系のパスタ。パリヤ・エ・フィエーノ。なんだかわからなかったけどおそらくパスタだろうということで注文。これは平たく分厚いパスタ。タマゴとほうれん草の2種類。そしてひき肉のようなハム。噛むとハムということが何となくわかる。パンナも入っていてウマかった。ただ予想通りの分量。倍くらいあってもいいくらい。パンとサラダでフォローした。
 せっかくのパルマ。7ユーロの生ハムも食べるべきだったかどうか。どっかの店で塊くらいは買って帰るべきだったか?


 というわけで今回の採点は、70点!

●PAGLIA e FIENO PROSCIUTTO e RUCOLA - 7.50ユーロ
●INSALATA MISTA - 3.50ユーロ
●AQCUA - 1.50ユーロ
●PANE e COPERTO - 2.00ユーロ



TRATTORIA CORRIERI
Via Conservatorio, 1 - Parma
0521.234426
0521.285604 (FAX)
info@trattoriacorrieri.it
http://www.trattoriacorrieri.it

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2007年4月16日 (月)

何にもなければ何かを起こす - Parma 3

 特別何をするかという目的もない、ただ乗り換えだけの予定の街パルマ。ここに放り出されて夕方まで時間を過ごせと。イタリアへの憤りはいつものこと。イタリアにはよくコケにされているが、だったら逆にイタリアを笑ってやろうじゃないか!!!

 イタリアよ。覚悟しろ。大和男児が君らを成敗してくれる。


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2007年4月15日 (日)

ショーペロ - Parma 2

 よくあることである。

 朝、眠い目をこすりながら気合いを入れてパルマ行きの電車を待つ。発車時間間際になっても電車がなかなか来ない。ショーペロ (ストライキ) などというアナウンスも聞こえたが「まさか」と思い気にせずに待っていた。時間直前に到着のホームが変わったアナウンスがあり、とりあえずパルマまで行くことができた。
 駅で目的地のラヴェンナまでの切符を買おうしていたが、様子がおかしい。切符売りの窓口があまり開いていないのに、人がごった返していない。券売機にも人がほとんどいなくて切符がスムーズに買えてしまった。各駅で乗り換え乗り換えで安上がりにしようとしていた。
 よく見ると窓口はすべて閉まっている。どう見てもおかしい。出発の掲示版を見ると「SOPPRESSO」どんな意味か即辞書で調べる。「廃止された」??? この日は金曜日。金曜は鉄道のストがよくある日。どうりで職員を見かけず、警察が対応しているわけだった。すべての計画が台無しに。。



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2005年2月 4日 (金)

ていうかすげえぞパルマ!! - Parma 1

 明けておとといになりましたが、昨日パルマに行ってきました。何度も通っていますが,今回特に作業の流れの一部を初めて見たのです。あー、生ハム作りのことですよ。
 で、いろいろと聞いていたのですが,この工場、うまい生ハムを作る本場の工場の中でも、一番うまいと言われ,しかも古い工場で昔ながらの作りを保っているようです。
 へたしたら世界一うまい生ハムを作っているんではないか?そんな話もしましたが,そんでなくても、こんな本場も本場で映画の撮影などしている個人、こんな奴はいないと思う。自分で言うのも変だけど、すげぇ映画が出来るだろうな。
 いや逆にプレッシャーになるけどなぁ。もちろんいい意味で。
 映像だけでも「おおっ」と思わせられるけど,でも僕が見せたいのはホントはそこじゃないからな。勘違いされないようにうまく持って行かなくてはならない。

「動と静のはざまで揺れ動くリアルなイメージ」
http://www3.plala.or.jp/smiles/ARTIGIANI/050202.html


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