2006年8月28日 (月)

愛の体現 - Firenze 3

 スカリオーラの修復をしている彼女の仕事ぶりに目を奪われた。レンズを向けることを忘れてしまいそうなくらいだった。ボロボロに剥げたスカリオーラが悲しく見えてくる。一つ一つのヒビに手をかけていく様は、まるで彼女の愛情を埋め込んでいく作業をしているかの様に見えた。
 しばらくすると黒いインド人のような男があらわれ、彼女と話し始める。お弟子さんなのかアシスタントなのかわからなかったが、修復すべきポイントを指示され削っていた。細かな指示を下して、そこに彼女がきれいに新しく埋め込み修復していた。
 その合間を見て彼女もタバコ休憩を取る。すかさず僕も気取らない彼女に声をかけ話し始めた。工房がしまる時間と列車の時間を考えた末に、ぎりぎりまで作業のトリコになっていた。
 オルトラルノの職人街を眺めながらアルノ川のある橋まで行き、アルノ川を撮影した。シエナ行きの各駅に乗りこむ。予定の時間になっても到着せず、ありがちだと思いつつも不安になる自分がいた。


| | コメント (0)

2006年8月27日 (日)

渇望していたのは - Firenze 2

 食事を終えてすぐにピッティ宮殿正面の工房へと向かったが、中に入っても来客があったようで相手にされず、時間が経って出直してから来ることに。フィレンツェの中心街が一望できるミケランジェロ広場まで徒歩で行く。死にそうなほどの暑さの中、地味に川沿いを歩き坂を登る。石も地面も触ればヤケドしそうないきおい。山を降りる頃にはヘロヘロで、すかさずバールにかけ込みを手にする。ピッティ宮殿前の広場脇に座り込み、しばし休みを取り、工房へと立ち寄る。
 職人さんは女性。かなりの根性でやっている伝統工芸だけに気の強い人かと思いきや、物腰が柔らかく優しい感じのする品のある方だった。奥の工房で作業をやっている彼女に近づいていくと、当然のように僕が入ってくることを受け入れてくれた。


| | コメント (0)

2006年8月26日 (土)

DA GINONE - Firenze 1

 フィレンツェのポンテヴェッキオのかかるアルノ川。その左岸に位置しているのが職人街であるオルトラルノ。ここにいる職人さんのところに訪問する前に、まず腹ごしらえをしようと歩き探し見つけ決めて入ったのがここのトラットリア。というよりほとんどバール
 メニューは多いが、カウンターは完全なバール。そしてテーブルクロスは。それでも外人の観光客は満足しているのでしょう。出てくるものはきっとセルフサービスと変わらないだろう。と、僕が注文したのはランチのセットメニュー。それでもカメリエレのオヤジは愛想がよく、セットの組み合わせも好きにしていいとのことだった。でも面倒くさかったので、メニューのままに注文した。
 マカロニのミートソースと、薄っぺらい肉とポテト。まずくはないけど、とびっきりウマいわけでもない。30点くらいだろうか? 値段も味に見合っていたし、サービスも悪くはない。オススメではないけど、悪く言う必要もない。中途半端



DA GINONE
Via de'Serragli, 35r
50124 Firenze
055.218.758
水曜定休

| | コメント (1)