イタリアンスマイルズ

  •  こちらのブログはイタリア在住の映像作家池田剛の撮影する映像とエッセイを掲載しているものです。製作中の映画「GLI ARTIGIANI」の映像を始め、イタリア各地の心温まる映像ビデオポッドキャスティングという形でお届けしています。

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2011年9月 4日 (日)

最後の遠野

 釜石から遠野に戻って来て夕方、

 まだ明るいうちにもう少しこの街を堪能しようと歩いていた。


 ここは前々から来てみたかったところで、

 今回被災地に行くにも拠点にしたのは正解だったと感じた。


 ひとことで人々の優しさに触れられた瞬間が多かったからだろう。

 東京にいたトキの方が長かったけれど、

 短い東北滞在でそれを感じられたのは土地柄に他ならない気がした。


 一人でバス待ちをしていれば下らない話しで声をかけてくる輩に出会い、

 静かな街並を歩いているだけで、自然と挨拶を交わす見知らぬ通りすがり。

 困っている異人のような僕に足を貸してくれたドライバー。

 寒さにコーヒーを差し出してくれる婦人。

 まさにリアル宮澤のような気もして来た。


 イタリアにいても忘れ去られた何かがこの街には残っているような気がして、

 街並を見ているとまだ見えていないものがたくさんあるような気がして、

 閑散として寂れているものの、

 深い味わいが何なのか垣間みれたような気がして、

 また来るべきかも、と思い残す事もあるような気がした。

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2011年9月 1日 (木)

出発の朝

 前日と変わらず遠野の朝は静かだった。

 急遽予定を変更してこの日、再び被災地入りする事にしたのだが、

 思いがけず空が晴れ上がってくれて、

 歩き回るのに充分なぐらいだった。


 朝の少ない時間で街の中を眺めていた。

 交番の横にはカッパの解説。

 駅の屋根の上にもカッパが立っていれば、

 駅前の小さな池には赤いカッパが仁王立ち。


 構内に入ってもカッパのかりんちゃんが案内をしてくれて、

「また来て下さい」と挨拶までする。


 遠野はどこまで行ってもカッパだった。

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2011年8月31日 (水)

じんぎす館

 遠野といえば隠れた名物。

 北海道や長野だけでなく遠野でも美味しいといわれているジンギスカン。

 鍋も美味しいらしいが焼き肉で食べてきました。


 一人なのでカウンター席でと思えば、

 焼きのコンロがテーブルにしかないので移動しました。


 一人で食べるのにちょっと大げさなくらいに食べ散らかしました。

 肉に野菜、ご飯にみそ汁、お新香、デザートにリンゴのシャーベット。


 メニューはほとんどジンギスカン。

 夜なのにランチメニューもあった。

 ジンギスカンのシンプル定食で1360円。

 僕は以前イタリアに来たばかりの頃、

 言葉がわからず間違えて馬肉を買ってしまい、

 家に帰って調理したところ「おえぇぇぇ〜〜」なんて事があった。


 羊肉もちゃんと食べれるかちょっと気にはしていたが、

 なんてことはない、タレの味もさることながら、

 あっさりとしていてとても食べやすく、

 今後、肉はジンギスカンだけでもいいと思うくらいウマかったーーーー。

じんぎす館


2011年8月30日 (火)

遠野乗馬 おしらさま

 民話のふるさとと呼ばれる遠野で有名なおしらさま伝説

 この伝説は観光案内所の語り部さんがいるところで話を聞いたのだが、

 ホントに地元の言葉で語るのでほとんど聞き取れなかった。


 よくわからないままおしらさまのあるという伝承園に行ったのだが、

 この伝説がちょっと奇妙。

 で意味もイマイチよくわからない。


 この東北地方一帯ではこの伝説が脈々と受け継がれているようだ。

 この伝承園でも養蚕作業の解説などがなされ、

 おしらさまを祀る事も関係があるようで、

 彼らの生活と一体化している。

 だからとても大切な伝説であり信仰なのだろう。


伝承園


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2011年8月29日 (月)

遠野遊泳 カッパ淵

 遠野には赤いカッパ伝説が残っているが、

 木々がうっそうと茂った小川のあるこのカッパ淵は、

 緑が延々と続いているので、

 いかにもよく目にする緑のカッパが川から皿をひょっこり出してきそうな雰囲気。


 カッパの置物やカッパのお堂みたいなのまであって、

 薄暗くなればカッパがウジャウジャ出てくるんではないか。

 ましてや小雨がぱらついていたので条件としてはバッチリだったのではないでしょうか。。

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2011年8月28日 (日)

遠野大食 遠野ふるさと村

 遠野のいろいろを体験できる遠野ふるさと村というところで昼食をとった。

 ツアー自体は東京からの10人ぐらいの老人グループ、あと僕を含めた個人が7,8人。

 僕と相席したのは福島から参加していた老夫婦だった。


 奥さんの方は足が弱く、散策の時はいつも道を先に譲ってくれていた。

 旦那さんは物腰が柔らかく、とても優しい。

 食事もあまりガツガツ食べるでもないのに、どぶろくだけは飲んでいた。


 福島から来ていると聞いて気になっていたが、

 地震の影響も放射能の影響も大きくはなかったと、

 それ以上は言葉にしていなかったのが逆に気にはなった。


 食事は質素な限り。

 遠野名物のひっつみというのが出て来て、

 これがまたシンプルでありながら、抜群にウマい。

 他のお新香や焼きおにぎりもウマくて、

 意外とボリュームはあったけれども、ペロリと平らげてしまった。

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2011年8月27日 (土)

遠野満喫 五百羅漢

 ここは緑の自然満載の場所で、僕が最もロケを行いたいと思ったところです。

 遠野は撮影でよく使われるそうですが、

 この五百羅漢というのは「もののけ姫」のような木や苔が生い茂っているところで、

 この日、雨が降っていた事もあって、湿気で鬱蒼としたくらい雰囲気が醸し出されていたのが、

 僕の中でピコーンときました。

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2011年8月26日 (金)

遠野散策 千葉家

 実はこの日、もう一度被災地を目にしようと計画していた。

 しかし思いもよらず宿探しに手間取って、

 かつ土地カンが鈍って釜石行きの電車に乗り遅れた。


 次の電車が2時間後という事、空模様は間違いなく雨、

 というのを踏まえて、遠野を回るなら雨のこの日の方が逆にいいのではないか。

 雨に濡れたカッパということで。。


 蒸し暑い東京から来て驚いた東北の寒さに加えて雨。

 寒さ対策などせずに来て失敗したかと思えば、

 遠野の人の温かさに触れたのは、遠野物語めぐり号で、観光したところ、

 その僕の様子を察知したガイドさんがアツアツのコーヒーを分けてくれた。


 おかげで気分よく参加できた早池峰バスの遠野ツアー。

 千葉家という一部一般民家なのですが、

 古い建物でロケや皇室の訪問などがあったりしたところのようです。

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2011年8月25日 (木)

遠野探索 かっぱ大図鑑

 まごころネットでの手伝いを終え、翌朝になると雲行きが怪しかった。

 僕は宿を探さなくてはならなかったが、どの宿も空きがなかった。

 人気のないこの街なのに、どうしてか不思議だったが、間もなくわかった。


 前述の通り、遠野は被災地支援が盛んで、

 市からの要請で、支援の方々優先で宿を空けているらしい。

 宿の人々も協力して連絡を取り合っているみたいで、

 見ず知らずの僕でさえも、車で送って空き宿を一緒に探してくれた。


 そんななかで市を巡っているところ、方々で出会うカッパたち。

 横断歩道を渡る子供を先に通すおばちゃん運転手。

 そして渡っている小学生の女の子の傘。

 そこにはパステル調のキャラのカッパの絵が。。。


 遠野のゆるキャラカリンちゃんや、

 遠野物語のかたるくんやら、

 とにかくおそろしいほどにカッパを目にする、

 ここはほんとにカッパの里だ。


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2011年8月24日 (水)

瓦礫撤去作業の手伝い

 その後、東北に向かいました。

 純粋に被災地を訪れて、実際にどうなっているのかを見たかった。

 いまでしか見る事、感じる事の出来ない事をわかりたかった。

 という想いでした。


 瓦礫の一片でも自分の手でのける。

 間違いなく必要な事だと思ったので、

 作業が出来る環境を探していたら遠野まごころネットというところに辿り着きまして、

 今回お世話になりました。


 ある程度の作業着と心構えを携えていれば、

 一人でも参加できました。

 遠野市はその場所柄、被災地支援に適しているようで、

 市をあげて被災地のために動いているようです。


 僕が瓦礫撤去に行かせていただいたのは釜石市箱崎町

 壊滅的な被害を受けたといわれる地域で、

 実際に時が止まったままのようなひどい状況でした。


 作業は用水路に押し流された瓦礫をみんなで撤去する作業でした。

 僕は最終日に参加して、かなりきれいな状況を見届ける事が出来ました。


 でも残念なのは、見渡す限り復興などとは程遠い現実でした、

 一体誰がここまで気持ちを配る事が出来るんだろう。

 それを指揮するべきはずのひとの心は、

 どこへ行ってしまっているんだろう。


 現地にいたら言葉などありません。

 ただ元あった状態に戻す努力をするしかない。

 そんな気持ちだけでも届いたらいいけれども。。。


遠野まごころネット


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