イタリアンスマイルズ

  •  こちらのブログはイタリア在住の映像作家池田剛の撮影する映像とエッセイを掲載しているものです。製作中の映画「GLI ARTIGIANI」の映像を始め、イタリア各地の心温まる映像ビデオポッドキャスティングという形でお届けしています。

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2011年6月17日 (金)

Don Rodriguez - Brescia 2

 街の中心にあってオープンの席もあり、パッと見、シャレた感じの店なのに何か残念さが漂っていた。


 接客の素っ気なさはもちろん、細かい所で飲食店にはあってはならない雑さが散りばめられていた。遠目から見ていればシャレた絵画や飾りも、席に座って何となしに目をやると、適当な配置の額の中に虫のカスのようなゴミが散乱している。


 トイレも手ふき用のタオルがダランと垂れていて、水回りも汚い。そこに厨房の人も平然と入っているという。そこがイタリアの良さと言えば聞こえはいいが、これはない方がいいに決まっている。


 決してマズくもなく立地もよくシャレた店なのに、客を興ざめさせてしまうのはとても残念。これでコペルトが 2。


 というわけで今回の採点は、10点!

●Don Rodriguez (Pomodoro, Mozzarella, Funghi, Prosciutto, Uova) - €7.50
●Acqua - €2.50
●Coperto - €2.00


Don Rodriguez

Don Rodriguez
Via Felice Cavallotti, 6
25121 Brescia (BS)
TEL 030.377.4452

2011年6月16日 (木)

高台の城 - Brescia 1

 ミラノから小一時間の街、ブレーシャ。小都市というでもなく、案外大きな街でもあり、妙に黒人に出会う率の高い街でもある。


 その街の規模にも似合うような大きさの、高台にそびえる城。軽く坂を登ると街を眼下に見下ろせるパノラマが展開する。短い髪がなびきつつも、遠くのクラクションも届く。影を目にしない通りを、ベンチを背に眺めていた。

 イタリアで街を見下ろすというと、大抵は塔とか山で見るものだった。ここのように丘に城が立っていて街が広がっているのは稀なもののように思う。しかも霧や雲に邪魔されることのない景色は本当に久しぶりだった。


 人の声はわずかに聞こえるものの、風が木を揺らす音が耳に優しく、どこか別の場所に来ているような錯覚を覚えた。



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2011年6月15日 (水)

ci gusta!

 ポカポカの春の陽気に誘われて、ブラ〜りぶらぶらとブレラ美術館の界隈を歩いていた。


 夜にもなれば活気であふれるこの一帯も、日中は閑散としていてゆったりとした時が流れている。


 そんなに目立ちもしない裏道の角に気になる店を発見したのもタマタマ。しかもジェラート屋さんという感じでもなく、とりあえず入ってみると、ヨーグルト屋さん??


 ヨーグルトの種類を選んで、それにまたトッピングが出来る。ACミランの赤黒のヨーグルトもあったが、僕はノーマルタイプにチョコチップをトッピングした。


ci gusta!


2011年6月14日 (火)

ブレラの図書館

 イタリア文化週間のこの日、無料でブレラ絵画館で鑑賞してきた。


 絵画というものは、、


 なんたるや、、


 正直、解説なしでそうそうわかるものでもない。
 僕の見方としては感覚的に受け入れられるかどうかが線引きのポイント。


 知っている土地の昔の風景画を見て、いまとの比較を想像したり、
 1500年代の映画にも参考になる画を光の当て方から見てみたり。

 入り口近くにあった窓の向こう側の、、それはそれは画ではなく映画でもなく、生モノの図書館。しかも光が差し込んでいる所がまた美しさを引き立てていた。


 置いてあった書物も実際に利用されているものというより、飾りで保管されているかのような、ボロボロのものばかり。


 管理状態はいかばかりか?


 でもこの状態がまたいい味を出していたもの現実。リアルの美がこの世では一番の美しさ。



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2011年6月13日 (月)

Pizzeria Gaudi' - Vigevano 6

 街の中で食べやすくてシャレた感じの所も、街の入り口あたりに集まっていた。カジュアルな店に入ったら以前に入った店の姉妹店だった。オープンのテーブルで明るい日差しの中、食べることにした。


 魚とトマトのパスタ。そしてタコとポテト。一緒にパンを出してくれるのだが、まあそれがひどくコゲの部分が多いこと。なんだかナメラレたような気がしたのも、他のテーブルのパンは至極真っ当だったから。穴をあけるように真ん中だけ食べてコゲを残した。


 安い店とはいえ、それ以外は普通だっただけに、細かな優しさが足りないのが残念だった。


 というわけで今回の採点は、50点!

●Spaghetti con spada e pomodorini - €6.00
●Polipetti affogati con patate - €7.00
●Acqua - €1.00
●Coperto - €1.00


Pizzeria Gaudi

Pizzeria Gaudi'
Via Venti Settembre 12/14
27029 - Vigevano (PV)
TEL 038.169.0474

2011年6月12日 (日)

季節の節目に - Vigevano 5

 数年ぶりに「戻ってきた」感のあるこの街ヴィジェーバノ。


 ちょっと足を伸ばせば来られるこの街も、片隅にたたずんでいるような小さな街。


 その小ささに対して大きな街の中心の広場。城の中も解放されていて、人々も優しさに包まれているようで、自然も多い。


 人はここの良さが見えないかも知れないが、僕にとっては近場でこじんまりとして落ち着ける場所。


 あたたかな風の吹く中で、木漏れ日に当たりながら、短い季節の節目の香りを記憶に留める。

 青と緑。
 その陰で作られる黒がコントラストとなって、見えない光が浮かび上がらせる世界。


 城の回廊を横に感じさせてくれるのは、ここにしかないもの。目を閉じたまま時を忘れ、重力すら感じることを見失う。


 ここには不思議な力がある。



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2011年6月11日 (土)

週末の午後 - Piacenza 4

 身近にある街ながら、なかなか行くことのなかったピアチェンツァ。


 グラッツァーノ・ヴィスコンティに行っていただけに、市内を巡る時間にはあまり恵まれなかったものの、週末の午後、人が出て来ることで目にすることの出来た風景が、ヤケに僕の温度を上昇させていた気がした。



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2011年6月10日 (金)

Grazzano Visconti 2 - Piacenza 3

 ミラノでもよく目にする、ヴィスコンティ家の紋章があちらこちらで目にすることが出来る。ここまでくると日本にいた頃のミラノのイメージとは、まるっきり違うものになる。


 日常に使用されていた農具などがそのままに展示されていたりした。それはそれはいまさっきまで誰かが使っていたかのように、手に取って見られるような展示。人の息づかいすら聞こえてきそうな。悪く言えば管理がずさん?


 村の端の方には一般の民家もある。間違って人様の家に入ってしまってもおかしくない位置。でもやはり呼ばざる客は多いんだろうな。

2011年6月 9日 (木)

Le Rondini - Piacenza 2

 村をくまなく歩いていた。


 広くはないが、すべてを歩き回っているとさすがに疲れてくる。村の中心から少し外れた所にある、静かな店に入った。


 村の中にある店のメニューには、ほぼどこの店にも「ニョッコ・フリット」という揚げパンがあった。おそらくここの名物なんでしょう。僕はマメの入ったパスタスープ、これも名物のようだったので注文してみた。


 マメのスープって、正直余りおいしいイメージがないので、レストランに来てまで食べるメニューではないな、と思っていた。イタリア人と食事したときに勧められて食べたときに意外とおいしかったのを覚えていて、今回は期待して注文した。


 そう。
 やはり意外とおいしかったんですよ。
 悪くないんですよ。


 田舎のようなノンビリとした雰囲気に、土地のおいしい食べ物に舌鼓を打てるなんて、
 ああ、これ幸せ。。

 というわけで今回の採点は、100点!

●I Pisarei e fasoo’ (gnocchetti di pane con sugo di fagioli, antico piatto della civilta contadina) - €8.00
●Il verdure di contorno - €3.00
●Acqua - €1.00
●Coperto - €2.00


Le Rondini Osteria

Via Chiesa
Strada della Ca Matta, 16
Grazzano Visconti, 29020 Vigolzone (PC)
Tel 0523.879097
Chiuso il LUNEDI


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2011年6月 8日 (水)

Grazzano Visconti 1 - Piacenza 1

 ピアチェンツァ郊外にある、グラッツァーノ・ヴィスコンティという村にやってきた。


 あの映画監督ルキノ・ヴィスコンティの家系が統治していたという。というと大きい村のようだが、とても小さなコミュニティ。中世の街並を再現したというものの、まるでテーマパークのような、かわいらしくシャレた建物が多い。


 あまり人が多くなく、ゆったりとしていて、古い時代の風景や雰囲気を味わうには抜群にいい環境にある。


Grazzano Visconti
Castello di Grazzano Visconti


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2011年6月 7日 (火)

イタリア統一150周年

 今年はイタリアがいまの形に統一されてから150年経った記念の年で、街の中では国旗をよく目にします。


 そしてここミラノのアーケードでは、イタリアらしいライトアップがされております。


 本当の意味での統一、しっかりとしていただきたいものです。イタリアも日本も世界も。。


 こんなに美しいモノを与えられているのですからね。


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2011年6月 6日 (月)

ハズレた湖 - Varese 1

 スイスとの国境近く、山間部に湖があるヴァレーゼという街にやってきた。


 湖水地方で静かに澄んだ空気を楽しめるモノだと思っていた。てっきりすぐに湖まで行けると踏んでいたが、これまたちょっと距離があって大失敗。


 おとなしく市内を散策したが、次回は時間に余裕を持って湖を楽しもう。



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2011年6月 5日 (日)

Parco Lambro

 僕がこの国に来て、いつのまにか二桁の年月が過ぎ去っていた。


 イタリアに滞在すると決まって、それから初めて目にした世界。ミラノでなくとも、イタリアでなくとも、正直どこでもよかった。


 自分という存在が一体なんなのか、サッパリわからなかった。でもそれはいまでも全く変わらない想いではある。僕が見ているモノはどこに向かっているのだろうか。


 頭ではいろんなことを知ることが出来、いろんなことをイメージすることも出来た。いまほど手軽に情報共有できるような時代でもなく、足を使って出来うる限りのモノをかき集めていた。


 本を読み、音楽を聴き、舞台に触れ、映画を観、人と話し。


 物事を信じ、見えない世界に傾倒し、人に裏切られ、人を傷つけ。


 それでもわからないことだらけ。


 世はそこはかとなく不思議に出来ている。


 何かに憧れ、人の想いに従い、そこに浸ろうともして、つまずき、手を差し伸べられ。


 自分の目で見ていながら、見えていなかった現実の世界が目の前に広がっているのだ。自分が頭で想い描いていた世界は、ここにはなかった。

 ミラノの郊外にある、ランブロ公園。ここに流れている急流の川を目にしていたら、いろんなことが一瞬に駆け巡っていた。

 イタリアに来たわけの一つがここに見えていた。


 スクリーンの向こう側にあったはずの景色がここにある。僕が想っていたはずの風景だ。


 エンジン音を耳にしない、360度アスファルトを目にしない場所。


 空が広く、生き物がたたずむ石の上。木の枯れ葉。鳥の羽ばたき。水の強さ、そして重さ。


 でもこれは現実であって、スクリーンではない。


 フィルターを通した画と、いまの画。手前の方がよかったという想いもあるが、それもこちら側に来たからこそ想えることでもある。


 世界は確実に広がってきたが、まだまだ足りない。現実に触れること。人の想いに触れること。


 いろいろを見て、いろいろを知ることが出来たように思えるが、わかったようなフリをして、人をだましてしまうこと。それは自分でも気がつかないうちにやっていることがあるだけに、それが一番怖いことかもしれない。

 だからこそまだ知らない世界。新しく開拓していきたい。知っていると思い込んでいるものでも深く掘り下げて、もっとわかりたい。


 しかし人がどれだけ尽くして築きあげてきたものでも、一瞬でぶちこわし流れ消えていってしまう。


 人の夢は「儚い」のだ。


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2011年6月 4日 (土)

OSTERIA CONCORDIA

 昼間に行ったが、人気があるようで地元の勤め先の人々で賑わっていた。よくある中国人経営の店だが、へたなイタリア人の店よりもサービスがとても良いのが、逆に残念かも。イタリアなんだから「イタリア人の店の方がいい」と言いたいに決まっている。


 メニューは昼のピザのセットが異様に安い。これも人気の秘密か。


 そして味も外していないのは、何かあったときに押さえておけるポイント。


 というわけで今回の採点は、70点!

●Menu pizza (Boscaiola) a piacere + bevanda - €7.50

OSTERIA CONCORDIA
Corso concordia, 10
20129 - Milano (MI) italia
Tel 02.76406565

2011年6月 3日 (金)

1900

 ドゥオーモ横にあったインフォメーションがなくなって、いつの間にか美術館が出来ていた。その名も「900」


 1900年代に制作された絵画が展示されている美術館で、モディリアーニやキリコなどから知らない画家のものまで。僕自身1500年代のものが好きで、あまり最近の作品を目にする機会はイタリアでは少なかったかも。


 建物自体がいかにもイタリアという作りで、とにかく日本のような機能性よりデザイン性重視のようで、どういう構造か全くわからず。見る順番も行ったり来たりで自分の立ち位置もわからず。


 とはいえ上階からのドゥオーモや広場の眺めといったらとても素敵です。



2011年6月 2日 (木)

Ponte San Paolo - Vicenza 2

 この地方の郷土料理もよくわからずに来たのにもかかわらず、それなりのモノを口にしようとレストランを探した。


 いくつかの店を見ていると、どうやらここは干しタラ料理バカラが有名のようだ。白身魚の料理がどんなにかうまいのか。バールを少し飾り付けたような店。定食やというよりも、もっと気軽に食べられそうな感じ。だからあまり本格的でもなく、期待薄。


 海も近い地域性もあるから魚料理が好まれるのだろうが、これは干して更に手の込んだ料理となるだけに、ウマくないともったいない。しかしこれだけの料理なら、どこの店でも間違いないように思う。僕が口にしたのもとてもウマかった。


 この名物料理。オススメ。間違いなく食べた方がいいです。


 というわけで今回の採点は、95点!

●Maccheroncini alla Ponte San Paolo con Bacalà alla Vicentina - €9.00
●Acqua - €1.00
●Coperto e servizio a persona - €1.50

Osteria Ponte San Paolo
Contrà Ponte San Paolo, 2
36100 Vicenza
3483981678



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2011年6月 1日 (水)

ヴィチェンツァ - Vicenza 1

 ヴェネツィア近くの小さな街くらいのことしか知らないヴィチェンツァにやってきた。ミラノの近くにピアチェンツァがあって、よくどっちがどっちだったか迷うことがあったけれど、実際にここにきたことで間違わなくなるだろう。


 なにがあるのか全くもって知らずにきたものの、意外と街の中に世界遺産が満載だったようで驚かされた。


 建物の壁からは年の経過を読み取れることが出来るほど、色あせた感じが伝わってくる。この年季の入り方や地理的な条件から思うに、ゲーテあたりが住んでいたんじゃないかと思っていたら、本当に一時期滞在していたらしい。しかしそれ以上古い、紀元前からこの街は既にあったという。



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