イタリアンスマイルズ

  •  こちらのブログはイタリア在住の映像作家池田剛の撮影する映像とエッセイを掲載しているものです。製作中の映画「GLI ARTIGIANI」の映像を始め、イタリア各地の心温まる映像ビデオポッドキャスティングという形でお届けしています。

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2008年11月28日 (金)

Orestias - Parigi 2

 ポンヌフを抜けて行くと、以前来たときに泊まったホテルのある街の中へとやってきた。案外活気のある場所で、地元の人たちが多く集っているようなカフェやブラッセリーが多かった。パリはセットメニューの店が多く見かけられ、だいたい十数ユーロからがほとんど。でもよくよく値段を見ていると、イタリアよりも物価が高く感じる。
 しがない旅人が食べるにはチープな中にも温かさや楽しみのある方がいい。何となく前に来たときの自分をイメージしながら、海外をまだ知らない頃とは違う自分を想う。あのときのホテルの裏側の店で、あのときの裏側の自分を楽しもうとしていた。
 内壁には不思議なポップアートのような絵がいくつかかけられていた。パリらしいといえばそうだが、経営しているのはそれとは程遠そうなオッサンども。オッサンは無愛想で英語は通じない。イタリア語もダメで、カタコトの英語でメニューを説明しようとする。セットメニューで適当に選んだ。
 ワインは白がよかったのに赤を持ってこられた。「めしあがれ」日本人だというのはわかるらしく、抑揚も笑顔もない。が逆にそれが妙なバランスで笑える。肉のかたまりと野菜の前菜。そしてメインは鶏肉のロースト。鶏肉がしょっぱかったのはご愛嬌。デザートは濃厚なプリン。思いがけないボリューム。それよりもオッサンのたまり場のようで、普通に食べたくてきたらがっかりかも。でもオッサンたちの愛らしい人間観察できたのなら愉快痛快。
 行きつけのオッサンどもがたくさん出入りしていた。ハゲのシェフはお客に話しかけ、あげくには店の人間がテーブルに集まってトランプを始めていた。僕がカメラを向けてもまったく動じない。ある意味イタリアよりもイタリアのような。。いやこんな風景フランス映画でも見た事ある気がする。
 注文をテーブルの上の紙のテーブルクロスに書いていた。その意味が支払いのときにわかった。というのもその紙に会計の詳細を書いている。レシートくらい出せよって感じだけど、気遣いなのかもしれない、と考えたらホントに愛らしい。無愛想だけど、それだけでは見えないオッサンの優しさもわかる気がする。お釣りのコインをそのまま置いておくと、しばらくして紙と一緒に勝手に片付けていかれた。そのコントのような態度にチップという事で。。


 というわけで今回の採点は、100点!

●セットメニュー (肉と野菜の前菜、鶏肉のロースト) - 10.00
●赤ハウスワイン、コーヒー - 7.50



Orestias
4, rue Grégoire de Tours 75006 Paris
+33(0)1.4354.6201

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