イタリアンスマイルズ

  •  こちらのブログはイタリア在住の映像作家池田剛の撮影する映像とエッセイを掲載しているものです。製作中の映画「GLI ARTIGIANI」の映像を始め、イタリア各地の心温まる映像ビデオポッドキャスティングという形でお届けしています。

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  • クレモナのお店のショーウィンドウを撮影
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2008年5月31日 (土)

今月の映画!! (5/31)

(5/31)公開の見たい映画

おいしいコーヒーの真実

http://www.uplink.co.jp/oishiicoffee/


 コーヒーは世界で最も日常的に親しまれている飲物。しかも近年、改めて世界的なコーヒー・ブームとなっているにもかかわらず、コーヒー豆の価格は下がり続け、原産国のコーヒー農家は困窮し、その多くが破産の危機に瀕しているという。本作は、そんなコーヒー市場を巡る経済的な矛盾を解き明かすべく、代表的な原産国の一つ、エチオピアを例に、コーヒーが私たちの口に入るまでの道のりを辿っていく社会派ドキュメンタリー。
 2008年5月31日(土) より、渋谷アップリンクXにてロードショー

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2008年5月30日 (金)

自然と人工 - Düsseldorf 4

 普通に歩いていて緑の多い街だった。空港からのバスからの景色でもきれいに整備されている緑だった。舗装された通りに、刈り込まれた草、均等に植えられた木。雑然とした国から来た僕は目を奪われた。アウトバーンと呼ばれる高速道路も整然としていた。
 移動してきた街の中でも作り込まれた自然が多く、いたるところで緑が目に入る。一歩出れば車がビュンビュン走る。静かな公園と池。と思いきや、耳を澄ませるまでもなく聞こえてくる、わずかな騒音。一時的な癒しでも、人々の求めるものなのだろう。


2008年5月29日 (木)

Zum Schlüssel - Düsseldorf 3

 ビールとソーセージを求め歩いた街の繁華街。しかしあるのはイタリアンやスペイン、アイリッシュパブにオープンバー。なかなか見つからない中、繁盛しているバーの店員に聞き込むと教えてくれた店は、イタリア国旗を掲げている伝統的なドイツ料理の店。
 お店のオリジナルビールを頼むと普通に出てきた黒ビール。そういえば街中で立ち飲みしていた人のグラスもほとんど黒。ドイツのスタンダードは黒なのだろうか?
 出てきたソーセージは大きく、マッシュポテトまで付いてきて、これだけ食べればボリュームいっぱいなのに、フライドポテトが欲しいがために頼んだのがピクルス入りのソーセージ。「まいった」と思ったけどすべて平らげた。

 隣席した地元の人に声をかけると堪能な英語でコミュニケーションがとれ、インタビューのためのドイツ語を教えてもらう。まったく知らないオッサンだったが親切に対応してくれた。しかし意外に年下であろうと推測していた。

 というわけで今回の採点は、100点!

●Bratwurst mit zwei Beilagen Ihrer wahl
 (Grilles Sausage with Sause, Sauerkraut, Mashed Potatoes) - 7.90ユーロ
●Wurstsalat mit Bratkatoffelh
 (Sausage salad with Onions, Vinaigrette and Fried Potatoes) - 6.90ユーロ
●Glass "Original Schlüssel" (0.25l) - 1.60ユーロ




Hausbrauerei Zum Schlüssel
Bolkerstraße 41-47
40213 Düsseldorf
0211.8289.55-0
0211.8289.55-31

2008年5月28日 (水)

ライン川 - Düsseldorf 2

 今回の旅のテーマは光。イタリアよりも北に位置するヨーロッパ諸国を巡り、夜になっても日の暮れない中で、錯覚を起こしながらすごす。
 ここデュッセルドルフは駐在員などの日本人がたくさんいる街ということで、中心に着くまでの間にいくつもの日本語の看板を目にした。それにしても街並がきれいで緑が多く、落ち着く雰囲気に囲まれていた。
 そんな街並の中で歩みを進めていくと、イタリアなんぞよりも幾分も進んだ商店の並び。イスタンブールで受けたカルチャーショックほどではないものの、それこそ東京なんかと何ら変わらない光景。これといって何か特徴があるといえば、気がつくものもない。生活するのに必要なものは歩いていればすぐ手に取れるはずなのに、そこに美しさを感じない。

 ドイツといえば「ビール」先を急いだ。ライン川のほとり。声のにぎやかさにつられて香る鉄板からの音。気づけば水に返る光と影。沈む太陽が風をうむ。早い季節に凉しむ腕をさらし、つかの間のときをゆっくりと味わう。



2008年5月27日 (火)

光るスタート - Düsseldorf 1

 水と光のコラボレーションが生み出す美。空のキャンバスは自然の描いた美でまぶしかった。
 久方ぶりの異国の地でいきなり魅せつけられた静けさ。引き込まれそうになるこの感覚をこの後どれだけ感じられるのだろうか。光をテーマにした旅に、楽しみがつのっていく。


2008年5月15日 (木)

マエストロ 石井高 - Cremona 26

 某雑誌の取材でクレモナ在住バイオリン職人の石井高さんの工房を訪れた。「GLI ARTIGIANI」の企画を立ち上げた頃、少しでも企画の行き先を透明にしようと石井さんの工房を訪れたことがあった。そのときはバカンスシーズンだったため、お会いすることはできなかったが、今回はカメラマンということで訪れ、お話を聞くことができた。
 石井さんは職人としては重鎮。とはいうものの極めて話がしやすく、当たりの柔らかい感じ。おそらく最初に訪れたときでも優しく話をしてくれていただろう。そんな雰囲気を察した。ちょっとした昔の小話、軽妙なトーク、重みを感じさせないようなものが逆に、年月を重ねたが故の優しさのような気にもさせられる。
 カメラの話をすると楽しそうにライカを持ち出したり、機械好きの少年が見え隠れする。人の生のいろいろを少し垣間みれたのは、よいときを過ごせた証拠。どんな記事に出来上がってくるか。それは乞うご期待。



2008年5月14日 (水)

BOLERO - Cremona 25

 街中の写真を撮りたかったのに、メルカートで広場や通りが埋め尽くされて思い通りのものが撮れない。ならば午後テントが引くまでの間に昼をとった。中心でレストランという行き先の立て看板の通りにきた店がここ。言ってみればバール。。
 バールで食べるパスタなんていうのは、全く期待できない。ほんのちょっとした軽食で、ファーストフード感覚。その割には食事のために来ている人々ばかりなのは、レストランと銘打っているからだろうか?
 やはりというかなんというか、味は足りない。ものは悪くないのだから、味付けをどうにかすればいいのに。簡単なのだから。バールはなんでどこもこうなんでしょうか?


 というわけで今回の採点は、20点!

●Trofie zafferano zucchini e gamberi - 6.00ユーロ
●Acqua 3/4 - 2.00ユーロ




BAR BOLERO
Vicolo Bordigallo, 8/10
CREMONA
0372.37223

2008年5月13日 (火)

Galleria Ferrari - Modena 3

 ここモデナの郊外にはフェラーリの工場があり、その名にも冠せられている街マラネッロまで行った。敷地自体大きいわけではないが、F1そのままに世界各地で活躍してきたマシンから、新旧の有名なマシンまでいろいろと揃っていた。
 多くの観光客が訪れ、タイヤやエンジンに触れられる機会があるのはとてもよかった。それに反して小さなところで規制が入るのはちょっとがっかり。夢のある場所であってほしいです。


Galleria Ferrari

2008年5月12日 (月)

バラエティな本場 - Modena 2

 街ではところどころバルサミコを販売している。イチゴのバルサミコなどのようなちょっと変わったものが見受けられた。
 中心に来ても閑散としていた。ドゥオーモのまわりはかなりの年数を経ているのが一目で、地も含めて全体が遺産であることは言うまでもない。それにしてもひっそりとした感じが、守られている感じをかもしていた。


2008年5月11日 (日)

da Enzo - Modena 1

 モデナに来たからにはバルサミコ!!
 とばかりに探して入ったこの店。一見するとハズレレストラン風。でも望んだメニューがあるゆえ気になった。店の前でふと見上げると厨房があり、そこにはオバちゃんがいる。イタリアンの厨房の現実と言えば、おいしいイタリアンが本当に出てくるのか疑心を抱いてしまうような「面」を見かけることが多い。しかしここはいわゆる「マンマ」たちが腕を振るっていた。家庭の味。それは食ってみたくもなる。
 最近、食べたくて仕方のなかったラザーニャ。この辺は肉料理も有名なので注文してみた。レストランでラザーニャを食べるのも、もしかしたら初めてかも知れない。
 そしてバルサミコソースのかかった牛肉のソテー。薄切りなのでセルフサービスでも出てきそうな感じもしたが、ソースとのハーモニーが抜群に良く、パンと一緒に食べて腹一杯になる。マンマの味はなかなかイケるものだった。


 というわけで今回の採点は、80点!

●Lasagna Verdi "Vecchia Modena" al forno - 6.00ユーロ
●Scaloppine al Balsamico - 10.00ユーロ
●Acqua - 2.00ユーロ
●Coperto - 2.50ユーロ




da Enzo
Via Coltellini, 17
41100 MODENA
059.225.177
059.242.702(FAX)
Chiuso il lunedi e domenica sera

2008年5月 9日 (金)

Biella - Oropa 4

 オローパを後にして山を下った。ふもとの街ビエッラ。訪れたこの日はたまたま街の中心でイベントが行われていた。ハチミツやワインを売っていたり、リゾットを作っていた。チーズを切っているオッサンたちを覗き込むと、人が良くて一切れ分けてくれた。そんなときにチーズは格別にうまいし、そんな優しさに触れると気もよくなり、この土地が好きになる。ということは逆も言えるわけで、自分のいる土地に誰かが訪れてきたときは、優しくおもてなすことが肝要である。
 ジェットコースター並みの早さで回転する観覧車もあり、乗ってみたらやはり怖かった。ジェラートもほおばったが、レストランにしてもミラノに比べると3〜4割くらい物価が安く感じた。2つのバンドの演奏もあり、ちょっとしたプライドのぶつかり合いのようで、でも美しい音楽でもあり、それは気持ちのよいこと。
 やっぱりせかせかした街より、遠くの小さな街の人の方がおおらかで優しさを近く感じられる。そんな気がした。


2008年5月 8日 (木)

FORNACE - Oropa 3

 場所が場所だけに行くことのできるレストランも限られてくる。施設内の広場にはバール兼レストラン、土産屋、そしてなぜか肉屋があったりした。いくつか回ってみたものの、正面にある大きな教会の裏にあるレストランに入った。バールレストランといえば、バールの延長で食事を出しているのが常。でも土地柄それがスタンダードなようで、そんな店しかないので入ってみた。
 店内は盛況。「予約は?」なんて聞かれるほどだったので、人気があるのだろうか? この店でもメニューを出さず、口頭でメニューを言ってくる。口頭だとあまり考える余裕もないので、メニューをもらう。が、やはりバールのメニュー。簡素化されていた。せっかくなので言っていたピエモンテのミックス前菜を頼んで、この地を満喫することにした。
 前菜とはいえ、出てきたのは所謂ピアットウニコと呼ばれるような、それだけで充分なランチディッシュ。タマネギのフリット、コテキーノ、ピーマン、ミートボール、とにかくいろいろと一緒になって出てきた。スローフードで出てきそうなものばかりだった。
 隣の大きなテーブルで家族が大量に注文していて、それを覗き込んでいると、家族それぞれに分けて出していて余ったチーズポレンタをカメリエラが気をきかせてこちらにも分けてくれた。感じが良かったのにそれでさらにポイントアップ。
 本数の少ない帰りのバスの時間が迫っているせいで、プリーモにすら辿りつかなかったものの、それだけでお腹も気持ちもいっぱいになれた。それは幸せなとき。


 というわけで今回の採点は、110点!

●Antipasto Piemontese - 10.00ユーロ
●Acqua - 1.50ユーロ
●Coperto - 1.50ユーロ




FORNACE
Via Oropa, 480
13813 SANTUARIO D'OROPA(BI)
015.2455.922(TEL/FAX)
CHIUSO il mercoledì dal 15/09 al 15/06 - Periodo estivo sempre aperto

2008年5月 7日 (水)

つんざく風 - Oropa 2

 高地にあるのにまだまだ峰は遥か上。肌寒さの残る涼しさ。近くに輝く光、そして見えるのは残雪。徐々に増える巡礼者にも惑うことのない空を切るような静けさ。何かの宿るこの地に、その何かに出会いに来る。


2008年5月 6日 (火)

OROPA SANTUARIO - Oropa 1

 キリスト教の聖地、標高1000mを超えるオローパというところに行ってきた。黒いマリア像があり、前のローマ法王も訪れている巡礼地。体力がいるところにも関わらず、年配の女性の訪問で後が絶えなかった。



2008年5月 5日 (月)

Orto Botanico di Cascina Rosa

 ミラノ市内ランブラーテ駅の近く、ミラノ大学生物学部の実習庭園とでも言うのだろうか? 美しく手入れの行き届いた市民のための公園のようである。
 砂利道がくねくねと行き渡り、その間に刈り込まれた天然の芝生がある。踏み入れると足を取られそうな勢い。園内には人工池。栽培されている野菜には名札もつけられている。小さな子供が裸足で安全に走り回れるところで、生まれたばかりの子供連れなど、親子連れが目立った。学生が日の下で遊んだり、勉強する姿もあった。ほのぼのとしてリラックスできる、都会には数少ない空間だろう。


Orto Botanico di Cascina Rosa


2008年5月 4日 (日)

PORTO MARINARO

 どうしてもパスタを食べたい。なんてそんな日は気軽に出かけられる近所のレストランへ。
 というわけでやってきてしまったこのお店。入り口にあるメニューは値段もなく、おおまかにしか出ていない。いい時間なのに客の気配もない店内へ入る。バールのようなカウンターが見えたのが運のツキだったかもしれない。おばちゃんが出てきて案内するかと思えば、テーブルの上のロウソクを照らす明かりを探し出す。
 オーダーを取りにくるのはサングラスをかけた無理な英語で語りかけてくるおっさん。メニューあるのに持ってこない。話したいだけのおっさんか?「肉か? 魚か?」「ナス、ズッキーニ、ボンゴレ、エビ」あるもので自分の好きなように組み合わせられる、イタリア式と言えば聞こえはいいが、慣れていないと大変。もうなんでもいい!! とにかく食わせろっ!!! 適当にエビとズッキーニのパスタを頼んだ。疲れるおっさん。客のこっちが気を使わされた。
 大抵このパターンはマズいお店。そして結構な値段。ガラガラの店内。すでに覚悟していた。期待していないというより、マイナスの期待。そのくらいの方が味が映えるはずだからだ。
 出てきたパスタは一見まとも。おばちゃんが「コショウは?」そらやっぱりもらっておいた方が無難。でもその予想をさらに覆されたのは ---- 塩もお願いしておけばよかった ----。しかもフレンチ? と言わんばかり。マックのハンバーガーくらいの量。すぐに帰って家でパスタを食べ直したのは言うまでもあるまい。


 というわけで今回の採点は、1点!

●Penne con gamberi e zucchini - 10.00ユーロ
●Acqua - 2.00ユーロ
●Coperto - 2.00ユーロ




PORTO MARINARO
Via Sirtori, 10
20129 MILANO
02.2951.5560
Chiuso sabato a mezzogiorno e domenica

2008年5月 2日 (金)

空の景色 - Crespi d'Adda 6

 崇高な理想を掲げて邁進してきたのが本当にイタリア人だったのか。そんな疑問を持ちながらずっと歩いてきた村。ここで謳っていることのカッコよさと、日常出会う現実のイタリア人とのギャップが激しくも感じていた。しかしこの村にいたイタリア人は、短時間ゆえ表面的だけとはいえ、いい意味でイタリア人らしさが見えた気がした。
 サッカーで遊ぶ少年たち。顔を見れば笑顔を返す住人たち。通りを父親と歩いていた少し離れた家の女の子に声をかける姉妹。あたりまえの光景が広がっていたのは、時代を経ても変わることのない青い空と同じだった。



2008年5月 1日 (木)

見渡せる美しさ - Crespi d'Adda 5

 村はほぼ完璧と言えよう。歩き回っていった中で、すべてに美しさを感じられた。住宅の並び、手入れされた庭。工場の煙突。アステカに影響された墓地。小さな教会。
 この村の外側も別荘地帯なのか、そんな感じの邸宅をよく見た。そしてホテルのような主任の家。マスゲームのようなものと同時に、個々の緻密に手を入れられたきれいさが輝きを増しているようだった。



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