イタリアンスマイルズ

  •  こちらのブログはイタリア在住の映像作家池田剛の撮影する映像とエッセイを掲載しているものです。製作中の映画「GLI ARTIGIANI」の映像を始め、イタリア各地の心温まる映像ビデオポッドキャスティングという形でお届けしています。

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2007年4月18日 (水)

匂いが引きよせる - Parma 5

 カメラを持ち歩いているので「何かしら撮らないと」と考えてしまう性分。それならば見つけ出そう職人さん。職人を見つけ出すには? もう大体見当がついている。おおよそは歩いていれば匂いがしてくる。匂いと地形、人の行き交い。大体こんなもんで見えてくる。というよりも僕が引き寄せられるような感覚と言えばいいだろうか? 自分の感覚だけに頼っていれば、誰も何も嘘はつかない。答えは正直者。2件の工房を見つけ出した。

 オッサンの名はジョルジオ。イスの修復をしていた。解体しようとしているのに取れない枠組みと格闘。機械まで出してくるが、機械の扱いが得意でなさそう。そこがまだいい味を出している。汚い工房。積み重なった材料。放置された水まわり。
 僕は窓の外から作業を眺めている。オッサンはボソボソボヤキながら仕事に集中して、僕のことなど相手にしない。いい感じである。僕が手を貸したら簡単に作業が進みそうなのに、言うこともできない雰囲気。職人気質を絵に描いたような感覚か。
 そんなオッサンも僕に時間を聞くと昼近くだったこともあり「昼飯に行かないと」と作業を中断。そしてそれまでとは一変して僕に話しかけてくる。オッサンはアート好きでよくミラノに来るらしく、アート好きな僕をつかまえて、パルマなんかよりアートのたくさんあるミラノの方がいいぞとばかりに、アート話に勝手に花を咲かせていた。30分くらい話をして、そそくさと昼飯に行こうとする。


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