イタリアンスマイルズ

  •  こちらのブログはイタリア在住の映像作家池田剛の撮影する映像とエッセイを掲載しているものです。製作中の映画「GLI ARTIGIANI」の映像を始め、イタリア各地の心温まる映像ビデオポッドキャスティングという形でお届けしています。

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2006年8月10日 (木)

運もすれ違いも味方につけろ - Zagreb 7

 通りを見渡してみてもまばら。地元の人ではない人たち。レンズを向けられるような人を見かけることはない。再び公園に戻ることにして、絶対的な数の多いところから狙いを定めてみる。通りすがりの人は地元の人らしき感じはあり、静かな雰囲気がマッチしている。マーチングバンドが演奏を始めたところからは距離を置くことにした。が、その近くに画を書いている男性がいた。彼には行ってみたかったが、音のことを考えるといくことは不可能だった。
 時間的にも遅くなってきて、場所を移し駅近くまで来た。あたりにいるのはカップルや家族連れが多い。ベンチに座り人を眺める。同じくベンチに座るのは恋人同士。一人で座る人もいたが、すぐに去ってしまう。通りすがりの人も眺めてみるがチャンスは見当たらない。難しくなってきた。かなり妥協しない限り撮る事は不可能だろう。
 しばらくすると公園の真ん中の小さな池に、3人組があらわれた。3人とも女の子なのかよくわからないほどボーイッシュに見えた。池を中心にして写真を撮っているようだった。学校の課題でやっているのか? それとも観光できてはしゃいでいるだけなのか? やっている事は学生のようだったが、近寄って顔を見る限り異国の人間の様に見えた。いまいち踏み込む事ができなかった。
 帰りの列車の時刻も迫ってきているのに答えが出せそうで出せない。一本後発の列車に変えようかとも考えた。とりあえずトイレに行こうと思いマクドナルドのある地下街へと向かった。驚いたのはエスカレーターがあり、きれいな地下街がのびていること。日本と比べればお粗末だろうが、イタリアでもフィレンツェくらいでしか見た事がない。こんなところで適当な人も見つかるはずもなく、再び公園に戻る。
 一人の人がいた。と次の瞬間、待ち合わせの相手を見つけたようだった。そしてきっとこれ以上は僕には運は向いてこないだろう、と帰ることを決めた。


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