イタリアンスマイルズ

  •  こちらのブログはイタリア在住の映像作家池田剛の撮影する映像とエッセイを掲載しているものです。製作中の映画「GLI ARTIGIANI」の映像を始め、イタリア各地の心温まる映像ビデオポッドキャスティングという形でお届けしています。

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2006年8月 9日 (水)

暴発する強さ - Zagreb 6

 わずかな時間の滞在中に僕が感じたのは、クロアチアの人からは気の強さのようなものを感じられた。それは気性の激しさというより、穏やかさの中に見られる信の強さというべきものだろうか? ステレオなことしか書けないが彼らは紛争の中を生き抜いた人々である。日本人などにはない生き抜くための賢さがあるのだろう。自分が生きのびるためには人を出し抜いていく。それは経済的な生易しいものではない。無実の罪を着せられても生きなくてはならない。アウシュビッツとまではいかないかもしれないが、精神的に絶望、孤独のふちにいても「在る」ことを強制されているようなもの。日本人向けには「ショーシャンク」と言えばいいのか? そんなドラマのような作り上げられたメンタルなどでもない。それは僕にもどうやってもはかりしれないもののはず。
 そんなこんなを想像してた。立ち止まって考えていても始まらない。結果を出して自分を納得させねばならない。中心を外れてさっきも行ったモニュメントのようなところへもう一度行ってみる。でもやはり人気はなく、撮る素材すら見当たらない。と、ふと振り返ると学校の入り口のような敷地内に女性が三人座って話しをしていたのを思い出した。戻ってみると三人はまだいた。行ってもいいだろうか? ちょっと躊躇する気持ちが僕の中にあった。とびこまなくてはならないのは経験上よくわかっていること。単純にそうできないのは、僕も人間だから。
 気分転換に他を見回してから戻ってみることにする。そして戻ってみれば彼女らの姿はない。こういうもんである。だからこそ人生後悔のないように、その瞬間瞬間を爆発して生きないといけない。そう、芸術は爆発なのである。


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