イタリアンスマイルズ

  •  こちらのブログはイタリア在住の映像作家池田剛の撮影する映像とエッセイを掲載しているものです。製作中の映画「GLI ARTIGIANI」の映像を始め、イタリア各地の心温まる映像ビデオポッドキャスティングという形でお届けしています。

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2006年6月 3日 (土)

Croacia - Zagreb 1

 国境越えも問題なくクロアチアに入り、ザグレブには間もなく着く。夕べの夜以上に旧社会主義の象徴のようなものを目にした。窓のないビルの大きな壁にプロパガンダのような何かの模様。当時を描いた映画に出てきそうだが、これこそ幻想などではなく現実なのだ。
 イタリアと同じ構造のザグレブ駅に着く。まずはインフォメーションで街の地図をもらうが、宣伝色が強くものすごく見にくかった。そして両替。さすがにこの国ではユーロは使えない。しかも半日の滞在。支払いに足が出ないように計算する。
 ここはヨーロッパにありがちな街の作り。駅の正面をまっすぐに歩けば中心地にたどり着く。正面には大きな公園とモニュメント。まっすぐ伸びる道をひたすら歩く。僕は当然この街でも「最低一人にはインタビューする」ことをノルマにかかげていた。大きな木と花が植えられている道をゆっくり歩きながら、この街の人や空気やリズムを噛みしめていた。通り沿いには日本大使館も見え、ワールドカップで対戦する国の人間にどのような反応を示すか? もわずかに気になっていた。
 ザグレブにも何の情報も持たずに来ていた。一体何があるのかさっぱりわからない。中心地に着くと人でごった返していて渋谷にでも来たかのようだった。土曜ということもあり、街の中心にはくさるほど人が集っていて、探す人には困らない。インフォメーションポイントがあったものの、近くに大きな教会のようなものが見えたので、地図など見ることもなくとりあえず向かった。
 僕は初めて行く街では必ずその街のピンバッヂとポストカードを買うことにしている。教会への道中、いくつか店に立ち寄ったが、日本語が聞こえてきた。
 教会の前には観光バスが大挙していた。さすがにここで日本人は見かけなかった。教会はカテドラルというようで、中に人はたくさんいなかった。ここはとりあえず来るべき場所だが、心を落ち着ける場所であって、撮影のための場所ではない。撮りたいと思える人など皆無。それよりも街の構造を把握して自分を動きやすくさせることにした。僕にとってはとにかく「撮る」ことが必要だった。
 先に行くとマーケットがあった。野菜や果物、チーズなど食品がメイン。ここも人出はスゴい。商品のある台の向こう側にいる人たちは、ここで生きている人々。販売しているものを見ながら、店の人の目も見ながらカメラを回していた。
 やがて商店街のようなところに着いた。どちらかというとバールやレストランが多い通り。建物の色に特徴がある。高さは低い。もう昼も近く、カップルや家族連れでにぎわっていた。僕も腹ごしらえをするなら、この辺ですませようと思った。通りの先にはシネコンが見える。「ダ・ヴィンチ・コード」が公開され、人々はみな建物へと入っていく。その真横に見える味のある一軒家にレンズを向けた。



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