イタリアンスマイルズ

  •  こちらのブログはイタリア在住の映像作家池田剛の撮影する映像とエッセイを掲載しているものです。製作中の映画「GLI ARTIGIANI」の映像を始め、イタリア各地の心温まる映像ビデオポッドキャスティングという形でお届けしています。

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2006年3月10日 (金)

カルチョ狂

 我が家にカルチョ狂がやってきた。ペルージャに住むサッカーチームの監督を目指す日本人である。彼はサッカーの本場イタリアで公認ライセンスを取得し、世界的な指導者を目指している。なんとも素晴らしい夢なんだろうか!! 日本でも幾多の夢かなえたい人に出会ってきたけれども、海外に出れば本気のレベルもケタ違いである。サッカーなんて詳しい事は僕にはわからない。けれどもサッカーを熱く語る彼の眼差しにはやはり引き込まれるものがある。

 彼はおかしい。何かが違う。狂っている。

 イタリア人の中に飛び込んでいって、日本の指導者たちとの違い、文化の違いを肌で感じている。そしてそれを一歩引いた目で分析し、自分の中に取り入れる。僕の場合、監督とはいっても人を率いるというよりも、むしろアーティスティックな部類。彼のように指導者であるという事はイコール、よりよい方向へと導く、人の人生を左右しかねない人物だ。ある意味、未来の地球を背負っているようなもの。僕自身、彼にかける期待は大きい。世の中をもっとよくする可能性を秘めているからだ。
 イタリアと日本の違いを目の当たりにしているという事は、お互いの良さも知っている。もちろん日本人が世界と対等になれることも知っている。プロのフォーメーションを見ても自分ならこうすると僕に語りかける。理屈を聞けばなるほどとわかる。であるならば実際に彼の監督するチームのプレイを是非見てみたい。
 非常に勤勉なところがいかにも日本人ぽいが、サッカーを指導し,観戦し、そして自らプレイする。サッカー漬けの日々は僕にはうらやましい。すべてがサッカーに染まっている。サッカーを通して人生を見ているんだろう。ホントただのキチガイだ。
 そんな彼がポツリと言っていた。非常に人間的で根源的な願いだと思う。
「器を大きくしたい」


『カルチョ革命』


 ところで今回お送りする映像はかなりのレアもの。数年前ミラノに鈴木清順監督が来られたときに案内したパルマ・ランギラーノの生ハム工場でのワンシーン。絶え間なく「ハァハァ」呼吸して、いまにもコロッといってしまうんではないかと思った。プロデューサー「監督をここまで歩かせたのは君だけだよ」僕「次回来られたときは安心して下さい。もっと歩いてもらいますから」こんなイタリアンなジョークをかましてその場をなごませたのでした。いま監督が酸素ボンベをしているのは僕のせいだったかもしれません?? 「ピストル・オペラ」公開後「オペレッタ狸御殿」製作前でした。そういえばこのおっさん「一期は夢よ、ただ狂え」って言ってた。
 写真はその工場で作られた職人さんからもらった生ハムのかたまりです。本場の生ハムは昇天してしまいそうなくらいうまくて、最近になってせっかくもらってきたものもホンのわずかしか残っていません。これもあと少ししたら消えてしまう・・


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コメント

トラバありがとうございます。
ペルージャでサッカー修行をされている方を
ご紹介いただきありがとうございます。

私も場所は違いますが
留学を計画中の者です。

また参考にさせていただきます。
よろしくお願いします。

 futbolさん、はじめまして。コメントありがとうございます。カルチョの国に来ておきながら、カルチョより野球に詳しい僕もおかしいですね。ただそんなカルチョ知らずの僕でもペルージャに住む彼は人間として素晴らしく尊敬できるのは、やはり指導者として必要な要素が備わっているからなんだろうと思います。留学はいろいろと気苦労が絶えなくて大変なことだろうと思いますが,頑張って下さい。

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