イタリアンスマイルズ

  •  こちらのブログはイタリア在住の映像作家池田剛の撮影する映像とエッセイを掲載しているものです。製作中の映画「GLI ARTIGIANI」の映像を始め、イタリア各地の心温まる映像ビデオポッドキャスティングという形でお届けしています。

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« ココ・モザイコ - Ravenna 5 | トップページ | 花の表情 »

2006年3月26日 (日)

LA NOTTE BIANCA

 春の足音が聞こえてきて、夜になっても体が温かくなってきた。ずんぐりむっくりのジャンパーを着込んでいるのはアフロ系くらい。ヨーロッパを始めとした世界各地ではこの日深夜を境に時差が生じる。北半球ではいわゆるサマータイムになる。ミラノでは LA NOTTE BIANCA (白夜) と称し,夜通しお店も開いているようである。早いこと日本でもこの制度が施行されることを望む。
 ブエノス・アイレス通りを歩くと,そこは夜通し歩行者天国になっていて遊園地と化していた。メリーゴーランドから観覧車、UFO キャッチャー、重量ゲーム、エアードームのような滑り台、遊戯施設、まぁとにかくいろいろとあった。バールも本屋もベネトンも靴屋もかなりの店が開いていた。東京で言ってみれば原宿から渋谷までの明治通りに遊園地が広がってしまったような感じか? 公衆電話の受話器の向こう側の聞こえない声と話をする子供、砂ぼこりのようなものを手に路上で小物を売るオヤジ,サンシーロから瓶ビール片手になだれ込んできたミラニスタ,様々な人間模様が見えた。
 さすがにここのところ朝は陽の光が差し込んでくるのが早く,寝起きの悪い僕もサマータイムにあわせたかのように勝手に体が反応してしまう。翌朝にもなれば同じ時間でも少し暗い朝を迎えることになるが,しばらくすればまた同じように明るい朝になる。北欧にもなればそれこそ白夜になると言われるが,僕はまだ体験したことはない。でもイタリアでも時間を勘違いするほど日が長くなるのを知っていると,その感覚もわからないわけではない。いやしかし純粋にどうしてこんな現象が起こるのだろう。と考えてみた。こんな事を思うたびに子供の頃もっと勉強しておけばよかったと思う。これは地学だなぁ。
 こういうことは大人がよく感じる事であろう。子供の頃にそういったことを聞いて、頭ではわかるが別に本気にはならないものである。それは当然だろう。知識なんて僕に言わせれば意味のないもの。実際に見て聞いて体で感じて実感したものが、自分のものになるのである。何故時差が起きて何故日中の時間が長くなるのか? ちょっと理屈をイメージすればわかるんだろうが,そう思ったときに知ればいいのである。子供の頃にいやいや知識を詰め込まれても、実感など湧かないし身に付かない。海外に出ていろんなものを見て回ってきたが,その度に知りたい事ばかり出てきた。学生のときにすら学ばなかった事まで。
 土地の空気を感じ,そこの人と同じもの食べ,そして共に歩く。何が彼らの悲しみなのか? 何が喜びなのか? 何が必要なのか? ウォール街のスーツを身にまとったり,マサイ族とジャンプをしたり,ハバナで葉巻を買わされてみたり、ボスニアの街角でサッカーボールを顔に受けたり,その人間と同じ境遇に触れて同じ目線に立って感じないとわからない。笑いながら相手の弱点を突っ込めるような状況が理想である。ウソの理解など彼らは欲していない事にも気がつく。




 世界一周した時は一日に一時間ずつ長くなって 25時間生活していたときが24回あったものの、ある日突然消える日が生じるのだ。実質生きている時間に変わりはないが、概念として一日が消えてもったいないような気もした。
 時差に慣れていないと、翌朝まで気が気でない感覚が続く。翌朝は必ず日曜ではあるものの,待ち合わせの時間などを間違えるととんでもないことになる。ちなみにこのココログで時差の生じる存在しない時間帯に投稿の予約をすると「問題が発生しました。」と出て投稿できない状態になった。以下

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コメント

こんばんは。イケピーさんのこの時間感覚を聞いていると、自分はなんてちっぽけな世界で生きているんだろうと、それでも結構一生懸命なのにもっといろんなコトを知ってみたい、やってみたいと思えます。この夜の風景はまるで街全体が遊園地で、まるで夢の世界に入り込んでしまったかのようですね。きっと私、踊ってしまうなあ。楽しくて楽しくて夜が明けなければと思うのでしょうね。私もイケピーさんのようにもっと勉強しておけば良かったって思うことがたくさんあります。生涯学習ってあるけど、人生、きっと自分が本当に興味を持ったり知りたいと思ったり、創作したいと思うときに、一番楽しくて深い勉強が出来るんでしょうね。それが出来るように、今わからなくても若い子達には、何でも将来そう思ったときのために勉強して起きなさいって忠告してあげたいですね。

 みるくじゃむさん、こんにちは。そうですね。この日の晩は翌日が休みということもあって、子供が主体になった通りに変わっていました。正に夢の世界ですね。
 僕は特に子供には夢を見させてあげたい。人のココロは温かいという事。誰もが優しい気持ちを持っているはずだという事。世界を知り,人を理解するのは楽しいという事。
 みんな見失いがちな素直なココロ。忘れたくないですね。

知識より、実際に見て体験したことが自分のものになる。本当にそう思います。わからないくせに無理にアドバイスをくれる人にはうんざりします。私が鋭く突っ込みをいれると、それもそうねとなる。ならいうなっていうの!そんな思いをすることが多いです。まぁ、不妊、流産、離婚なんて経験する必要もないものですから、しかたないですね。ただ、無意識に人を傷つけたり、傷つけられたりすることはあります。そんな時、だまっているべきか、伝えるべきか悩みます。なんか、話が全然ずれてしまいました。
大人になってから、知りたいと思ったこと、たくさんあります。無理に詰め込まれた知識なんか、ほとんど意味がありませんが、大人になってから経験したことや、勉強したことは、無駄がほとんどありません。そんなもんですかねぇ。。

 きっとうんざりするようなことを言う人もかわいそうな人なんだろうと思うこともあります。アホだなぁ、と見てしまう事もあるし、頭が固いなぁ、と思うこともあれば,わからないんだろうから仕方ないな、とわりきったりもします。言ってわかるような人であれば、その前に感じ取ることができるんでしょうし,そうでない人はよっぽどの事に出会わないとなかなか奥底まで響かないものだろうし。
 そんな事を感じる度にいろんなことを見たり知ったり感じる事って、心の温暖化に必要な要素だと思えます。

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